筆者はトリニティというメーカーのWindows 10 Mobile搭載スマホ「NuAns NEO」を持っている。
最新のAndroid搭載の「Reloaded」のほうではなく、初代のほうだ。Windows 10 Mobile搭載機は果たして中国で使えるのか? NuAns NEOを中国でしばらく使ってみた。
非接触ICカードを本体カバーの中に入れられる!
NuAns NEOのスペックについては説明を省くか、その特徴の1つが自分好みに変えられるカバーであり、カバーとバッテリーの間にカードを入れられることである。
中国の各都市では非接触型の交通カードが普及しているため、物理的にカードを入れられるスペースがあるというのはとてもありがたい。
中国ではNFC対応スマートフォンはほとんどなく、バスや地下鉄に乗る際にスマホをかざす行為にちょっとしたうれしさを感じてしまう。
ざっくりいえば見た目もOSも違うのがNuAns NEOの特徴ともいえるが、このスマホは何? と声かけしてくる人はいない。というのも、中国ではWindows 10 Mobile製品は売られているのを見ることはまったくと言っていいほどないからだ。
現在出しているメーカーは、1万円を切る激安Windows 10搭載タブレットをいち早くリリースした「酷比魔方(Cube)」くらいしかないが、このメーカーは知名度が低くネットでしか販売されていない。
見た目も画面も変わっている製品を中国で使い続けて1ヵ月。以前は薄型ノートパソコンや東芝の「Libretto」のようなミニノートパソコンを外で使っているとガジェット好きから声がかかったのだが、今はさすがに時代が違うらしい。
NuAns NEOでガジェット好きの中国人の知り合いを発掘しようと思ったが実現できなかった。
この連載の記事
-
第209回
トピックス
海外旅行でAIアシスタントを活用したら、見知らぬ場所にも行けて旅が楽しくなった! -
第208回
トピックス
中国のゲーマーが20数年待ち望んだ国産AAAタイトル『黒神話・悟空』の人気で勝手にビジネスを始める中国の人々 -
第207回
スマホ
折りたたみスマホが次々と登場する中国 カワイイニーズ&成金ニーズがキーワードか -
第206回
トピックス
AI時代に入り、中国独自の半導体による脱米国の可能性は少し出てきた!? -
第205回
トピックス
中国のガジェットレビューがメッチャまとも&有用になっていたのにはワケがあった -
第204回
トピックス
必死に隠して学校にスマホ持ち込み!? 中国で人気のスマホ隠蔽グッズは水筒に鏡に弁当箱 -
第203回
トピックス
死んだ人をAIを動かすデジタル蘇生が中国で話題! 誰もが「死せる孔明生ける仲達を走らす」時代に!? -
第202回
トピックス
停滞感があった中華スマホだが、生成AIが盛り返しのきっかけになるかも -
第201回
トピックス
ようやく高齢者にスマホが普及し始めた中国 ECで爆買い、そして詐欺のカモにされることも -
第200回
トピックス
世界で台頭する新興中国ガジェットブランド総ざらい 有名になる前に知っておきたい -
第199回
トピックス
中国の寒冷地ではEVは不人気!? スマホは大丈夫? 中国の極寒環境のIT事情 - この連載の一覧へ