試用機はCore i5-7200U、8GBメモリー、256GB SSDを採用
普段使いは軽快動作、起動も速い約7万円のSSD搭載14型ノートの性能をチェック
2017年03月10日 09時00分更新
デルの「New Vostro 14 5000」は、14型ディスプレーを搭載したノートPCだ。ビジネス向けながらスタイリッシュなデザインや高級感のあるカラーが特徴となっている。前回は、New Vostro 14 5000の外観を中心に紹介した。
今回は、スペック面を見ていこう。まずCPUは、超省電力型のインテルCore i3-6006U/Core i3-7100U/Core i5-7200U/Core i7-7500Uから選択できる。メモリーはDDR4-2400 4GBまたは8GBで、ストレージは500GB HDD/1TB HDD/256GB SSDのいずれか。
また、PC外部からの不正データアクセスなどを防止するTPM 2.0を標準搭載している。ACアダプターはコンパクトなデザインの45Wタイプだ。
試用機の具体的な構成は、Core i5-7200Uに8GBメモリー、ストレージとして256GB SSD、グラフィックス機能はIntel HD Graphics 600を採用。OSはWindows 10 Home(64bit)がプリインストールされている。
試用機の実力を評価ツールでチェック
では、この試用機がどの程度の実力を備えているのかを見ていこう。まずはWindowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT.exe」(「Windows エクスペリエンス インデックス」)を実行してみた。
「プライマリハードディスク」の項目は「8.1」と、ストレージがSSDということもあり高い結果が出た。「プロセッサ」が「7.5」、「メモリ」が「7.5」も申し分のない数値といえるだろう。「グラフィックス」機能も「5.1」と標準的で、ブラウジングやドキュメント作成をはじめ、多くのビジネス用途でも問題なく利用できる。ゲーム用グラフィックスについては、WinSAT.exeでは正しく計測できないため除外している。
ブラウジングやYouTubeの動画再生時にストレスなし
実際の利用を踏まえた検証として、ブラウザーでASCII.jpのトップページを表示した時のCPU負荷率がどうなるのか確認してみた。
まずブラウザーを起動した段階のCPU使用率は、一旦50%前後まで跳ね上がる。しかし数秒で落ち着き、重そうな様子は見られない。続いてASCII.jpのトップページの読み込みを始めたところ、やはり50%前後まで跳ね上がるが、すぐに落ち着くといった状態だ。表示に長く待たされたり、止まってしまいそうな不安は感じられなかった。
さらに、YouTubeでHD動画の再生も行なってみた。こちらも読み込み開始時には使用率が跳ね上がるが、再生自体はちらつきなどの問題もなく、読み込みもスムーズだ。CPU使用率もゆるやかに落ち着き、おおよそ10%前後の状態で再生を続けることができた。
Windows 10の起動は非常に高速で、起動はもちろんすべての動作で大きく待たされるということはなかった。ストレージがSSDのため、Windows 10の起動や各種アプリの立ち上がりにストレスを感じることなく、毎日快適に利用できるだろう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | New Vostro 14 5000(5468) プレミアムモデル(大容量メモリ・SSD搭載) |
CPU | Core i5-7200U(2.5GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレー | 14型(1366×768ドット) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.0端子×2、USB 3.0端子(PowerShare対応)、HDMI端子、アナログRGB端子、ヘッドホン/スピーカー端子、SDカードリーダーなど |
サイズ/重量 | およそ幅340×奥行き240×高さ18.5mm/約1.59kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |