音の解像感が高く、映画の迫力もバッチリ
2.1ch構成の音を実際に確認してみたが、解像感が高くきめ細かな音まで丁寧に再現するなど、なかなかの実力。
サブウーファーの低音も解像感が高く、ベースやドラムのリズムを歯切れ良く再現できる。片手で持ち上げられるようなコンパクトなスピーカーとは思えない迫力のあるサウンドだ。
音楽をしっかりと再現できる実力があるので、映画を見ていても迫力だけでなく、声も明瞭で力強く再現される。そのため、サラウンド音声も空間の再現が見事で前方を中心とした広がりのある音場が楽しめる。
この雄大なスケール感ならばプロジェクターの100インチ級の大画面とも釣り合うし、後々5.1chなどへのグレードアップをすれば万全と言える。
配線のことなどを考えると、ピュア・オーディオ寄りでお手軽とは言えないが、せっかくだから本格的なシステムでサラウンドを楽しみたいという人には最適なモデルだ。
優れた音が加われば映画の迫力はさらに増す
充実したシアター環境の完成だ
優れた映像と優れた音を組み合わせれば、その相乗効果によって期待以上の臨場感豊かな再生ができるようになる。
過度の予算を投じなくても、バランスよく映像と音の質を高めることで、かなり満足度の高いホームシアターを作ることができる。
新居への引越はこうしたシアターを実現する良い機会だし、引越の予定はなくても、この機会に憧れのホームシアターを検討してみてほしい。きっと毎日の生活がより充実したものになるはずだ。
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