VR用トラッカーなどが登場
HTCは米ラスベガスで開催される世界最大級の家電見本市「CES 2017」の開催に合わせた記者発表会にて、「VIVE TRACKER」など、VIVE向けの新ハードウェアを発表した。
VIVE TRACKERはバットや銃などに取り付けることで、日常世界のものをVR世界に反映できるトラッカー。サイズは直径99.65ミリ、高さ42.27ミリで、重量は85グラム。簡単にいえば、VIVEのコントローラーの丸い部分を切り出したようなもので、取り付けたモノの位置情報を追跡することができる。価格は未定。
VR用のモーションキャプチャーなどが行なえる「PERCEPTION NEURON(パーセプション・ニューロン)」で知られるNOITOM社のグローブ型コントローラー「NOITOM Hi5」は、VIVE TRACKERを手首の部分に搭載。VR世界で5本の指を使うことができた。
また、バットに装着してプロ野球選手のトレーニングに活用したり、複数の銃型コントローラーに取り付け、FPSでリアルな銃撃を楽しむことも可能とする。
このように汎用性が非常に高いため、VIVE TRACKERはアーケード向けの新しいコンテンツの可能性が広がるように思える。
ヘッドホン機能を搭載したヘッドストラップ「VIVE DELUXE AUDIO STRAP」も発表。2017年第2四半期に出荷予定、価格は未定。
加えて、2016年に発表した中国TPCAST社の無線化キットの出荷を2017年の第2四半期に行なうことも発表。価格は249ドル(約2万9000円前後)。本製品は1時間30分のバッテリーと、2msと低遅延を実現する。駆動時間5時間を実現するXLバッテリーは後日利用可能とのこと。
VIVEPORTが月額制に
さらに、HTCは同社が運営するVRコンテンツ配信プラットフォーム「VIVEPORT」にて、家庭用のVRゲームやアプリの月額制サブスクリプションシステムを、2017年第1四半期から開始することを発表。VR体験施設を盛り上げるためのアーケード向けVRアプリ配信ストアや、医療、建設などのプロフェッショナルツールの促進を目的としたエンタープライズ・アプリストアも開設される。
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