ウィンドウズは履歴をチラ見せする装置が多い
先日、自宅兼事務所で仕事中に妻がやってきました。自宅の無線LANがつながらなくなったとのこと。ふんふんと話を聞きながら、試しにメインマシンからNASにアクセスしようと思ったところ、エクスプローラーの右上にあるクイックアクセスに「Windows-h」フォルダーが表示されているのが見えました。簡単に言うとエロが詰まったフォルダーです。
「昨日はつながっていた?」「スマホはどう?」「急にプツンとつながらなくなった?」と質問を連投して注意を背け、ふーむと腕を組んでちょっと考えているフリをして、焦っているふうでなくさりげなくウィンドーを閉じて、LANケーブルを触ってみたりなんかしてシノギました。たぶん無傷で済んだと思います。
まあ、カムフラージュしたフォルダー名なので即座に内容が想像されることはないでしょう。しかし、今後同じシチュエーションが何回か繰り返されたら、「あれ、このWindows-hってなんだろう? 前も見た気がする」みたいな事態になりかねません。そういう“累積ポイントの法則”は死後も続きます。せっかく隠しておいたのに、遺品整理などの機械に何度も家族の目に触れられるうちに気づかれてしまう・・・・・・。
クイックアクセスを制御する!
ということで、今回はクイックアクセスを対策しましょう。
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