4ドアセダンのポルシェ・パナメーラ
初代から引き継いだのは3ヵ所のみ!
2009年に登場したポルシェのパナメーラ。911をはじめとするスポーツカーのイメージが強い同社のクルマとして、SUVのカイエンと同じくらい賛否両論があった。今ではすっかりポルシェファミリーの一員となったパナメーラだったが、初登場以来、フルモデルチェンジされないまま月日が過ぎていった。
あれから7年、いよいよパナメーラがフルモデルチェンジをする。7年間とはポルシェのラインナップの中でも長寿に入る(最長は911(930型)で15年)が、ポルシェの開発者は「初代から継承したものは、コンセプトと車名、エンブレムだけ」と豪語する。ほぼ別モノになったというのだ。
今日20日に開催した「シャトー・パナメーラ スペシャルナイト」と銘打った発表会で、プレゼンテーションを行なったポルシェジャパンの七五三木敏幸代表取締役社長は、「911ですら嫉妬するような機能と性能が詰まっています」と自信を見せる。デリバリーは2017年からだが、先行予約販売ではすでに好調な売れ行きを見せているとのこと。
社長のプレゼンのあとは女優の真矢ミキさんと、自身も911に乗るミュージシャンの高橋幸宏さんが登場し、パナメーラのモデルチェンジを祝福した。真矢さんは「この色が個人的に大好きで。たたずまいも車内も上質ですね」とデザインなどに言及し、高橋さんは「私が所有しているのは964型なんですが、水冷V8エンジンの音もいい。空冷と違いますね」と911オーナーならではの意見を述べた。
パナメーラのラインナップは「パナメーラ 4S」が1591万円、「パナメーラ ターボ」が2327万円(ともに税込)となっている。