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5万円台の安さで設定次第ではFF14も快適!? 最新APU「A8-9600」搭載PC

2016年12月14日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●ジサトラ ハッチ

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設定次第では結構PCゲームが

 では、実際に標準構成でどれほどの性能かをチェックしてみよう。気になるゲームのスコアーは「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」(以下、FF14)「PSO2キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4」「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」で検証。

 いずれも解像度が1280×720ドットの標準的な品質では、快適にプレイできる数値を示した。解像度をフルHDにした場合は、FF14のベンチマークでスコアーが2452の「普通」評価まで下がったが、一応遊べるラインをキープ。A8-9600に搭載されるGPUはRADEON R7。最大動作クロックはCPU-Zで確認したところ899MHzとなっていた。内蔵GPUとしてみると強力なものだが、最近の3Dグラフィックスを多用するゲームタイトルを、快適に長時間遊ぼうと思うと、やはり解像度を落としておく方が無難だ。

ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」。1280×720ドット(ウィンドウモード)、標準品質(デスクトップ)、DirectX 9の結果

ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」。1920×1080ドット、標準品質(デスクトップ)、DirectX 9でフルスクリーンといった、一般的な設定では評価が「普通」のスコアーまでダウン。

PSO2キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4」。設定3、1280×720ドット(ウィンドウモード)のスコアー。大半のシーンで60fpsをキープしており、問題なくプレイできそう。設定6でもいちおう動作するがフレームレートが安定しないため、あまりオススメはできない

ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k。1280×720ドット、標準品質、ウィンドウでの結果

 少し前にモバイルのAPU「A8-7410」を搭載した富士通の「LIFEBOOK WA1/A3」(参考記事)を検証した際は、(設定が標準(デスクトップPC)と標準(ノートPC)とでやや違うが)スコアーが2521のやや快適だったので、最新の第7世代APUでは倍以上のスコアーを有することが分かる。

 もちろん、デスクトップとノートPCという違いもあるので、一概にどちらが優秀とは言えないが、当然LIFEBOOK WA1/A3でも快適だったブラウザーゲームなどは、快適にプレイできる。かつ、やや描画処理に余裕があるので、2D中心のアドベンチャーゲームや、MOBAなど、あまり動きの早くないゲームは遊べそうだ。グラフィックボードを搭載したゲーミングPCとなると、15万円以上が当たり前の世界。PCでゲームをしたいが予算が……と悩んでいるなら、まずは本機を購入し、設定を抑えてゲームを遊び、後で自分がプレイしたいゲームに合わせて、安価で高性能なRADEONを購入するといったプランを検討していみるのも一興だ。

●関連サイト

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