女声ライブラリー「CYBER DIVA」とあわせて世界レベルのボーカロイド普及に
ヤマハ、自然な英語に特化した男声ボーカロイド「CYBER SONGMAN」
2016年10月31日 18時07分更新
ヤマハは10月31日、男性ネイティブスピーカーの自然な発音で英語の歌声を作り出せるソフトウェア「VOCALOID4 Library CYBER SONGMAN」を発売した。
ボーカロイドアプリ「VOCALOID4」用のライブラリーで、同社製品としては初となる男声の英語ライブラリーのみを収録。昨年2月に女声の英語ライブラリー「VOCALOID4 Library CYBER DIVA」を発売しているが、英語圏をはじめとした海外ユーザーにもバーチャルシンガーの楽しみを広げるべく開発したという。
ライブラリー開発においては、米国出身のネイティブスピーカーを起用し、あらゆる音楽ジャンルで明瞭でキレのある歌声と自然な英語発音を追求。VOCALOID4に採用された声を震わせる「グロウル」との相性がよく、ロックやソウル、ブルースなどにおいても高い表現が可能。イギリス英語に近い発音記号を用いて歌声合成を行なうが、付属のユーザー辞書ファイルの設定によりアメリカ英語の発音で作成することもできる。
利用にあたっては「VOCALOID4 Editor」または「VOCALOID4 Editor for Cubase」と「Cubase」シリーズのいずれかが必要。価格は1万800円。