AFはコントラスト方式ながら高速
E-PL8のAFシステムである「FAST AF」は、名称からはわかりにくいかもしれないが撮像素子面を利用したコントラスト検出方式だ。
同社のOM-Dシリーズのフラッグシップモデル「E-M1」で採用された「DUAL FAST AF」はコントラスト検出方式と像面位相差検出方式を組み合わせたハイブリッドだが、E-PL8では通常のコントラスト検出方式が採用されている。
画像処理エンジンが「E-M1」と同じ「TruePic VII」を採用しているので期待はしてたがちょっと残念だ。
しかし、オリンパスのコントラスト検出方式のAFは意外といっては失礼だが、かなり高速に動作し、精度も高い。
よほど動きの速い被写体でなければAFが追いつかないといったことはない。特にE-PL8のようなスナップ向けのデジカメならば特に気にしないでいいレベルだろう。
ミドルレンジ機ながらも撮影機能は充実
お手軽撮影向きのデジカメではあるが、機能面ではかなり充実している。
一般的には露出を変えて撮るのが主流となるブラケット撮影は、明るさ以外にホワイトバランス、ストロボの明るさ、ISO感度、アートフィルターのブラケット撮影ができる。
また、HDRをはじめ、多重露光、インターバル撮影機能も備える。外観イメージもあり、カメラそのものは軽めな印象だが、本格的な撮影にも十分対応できる機能を持ち、難しい露出調整などはカメラ側が自動的に行なってくれるので、撮影スキルに自信がなくても撮影は簡単だ。
新たに追加された機能では「クリップス」がある。短い動画を複数組み合わせてBGMと合わせてショートムービーを作成する機能だ。BGMはあらかじめカメラに内蔵されている音源のほか、専用サイトからダウンロードすることもできる。
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