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週間リスキー 第89回

ジェットブラックを裸で使っているフリをしたいアナタに…

裸族のためのiPhone 7背面保護フィルム考:週間リスキー

2016年10月13日 13時00分更新

文● ACCN

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※週間リスキーはアックン・オッペンハイマーとやんちゃデジタルKidsたちがテクノロジーとサブカルチャーの交差点からお届けする、メインストリームとはかけ離れた細かいことばかり追求していくコーナーです。

 いつもに増して細かいハナシでございます。フツーの方は“画面に保護フィルムorガラスを貼って、ケースに入れて、はいオッケー”でしょう。いいんです、ブラウザーの“戻る”クリックして。

 せっかくジェットブラックを手に入れたのに傷が付きやすいとか言われ、致し方なくケースに入れて「コレじゃブラックと変わらないじゃん」とイジケている方や、そもそもケースに入れたくないけど「傷が付いたらやっぱりヤダな」という方、種類は少ないですが背面保護フィルムというのがあります。Dラインがなくなったので7用はツライチになりました。ここではPDA工房とビザビの背面保護フィルムを比較していきたく思います(7用でハナシを進めますが、両社ともPlus用もございます)。

 両社とも3種類の素材で出しており、透明(クリア)系がそれぞれ「Crystal Shield iPhone 7」「OverLay Brilliant for iPhone 7 裏面用保護シート」、価格は両社とも980円。低反射のマット(アンチグレア)系がそれぞれ「Perfect Shield iPhone 7」「OverLay Plus for iPhone 7 裏面用保護シート」で、コチラも980円。さらにPDA工房は衝撃に強くちょい厚めの「衝撃吸収保護フィルム iPhone 7」を1213円で販売しています。代わりにビザビはキズ修復タイプの「OverLay Magic for iPhone 7 裏面用保護シート」を1296円で用意。

 クリア・アンチグレア系の素材は両社とも大差なく、違いはおもに“抜き”と“貼り付き”の具合で見ることになります。

左がPDA工房製、右がビザビ製。PDA工房のほうは表裏両面に剥離シートがあるため、貼付け時のテンションが保ちやすいので初心者向け

カメラ周りの抜きが異なり、ビザビはゆるいL字型に抜いているのに対し、PDA工房は丸く抜いている

幅は上下左右ともビザビのほうが約1~1.5ミリほどフチへ攻めている

背面への貼付けは、液晶面のようにサッとエアーが抜けないが、押さえつければ抜けていく(放っておいても徐々に抜けていく)

シルバーにPDA工房のアンチグレア、ブラックにビザビのクリアを貼った状態

カメラレンズ周りの抜き具合はこんな感じに。センサーなどに対して攻めているのはビザビ

他色だと問題ないが、ブラックだとAppleロゴ周りのエアーが抜けない。これはメーカー、フィルムの種類問わず共通の現象だ

 クリア系をブラックに貼ると、背面だけジェットブラックのようになります。逆に……。

PDA工房のマットをブラックに貼った状態。ジェットブラックに貼るとブラックっぽいマットになりますが、クリアケース装着時のモアレ問題は回避できそう

左がブラック+ビザビのクリア、右がブラック+PDA工房のアンチグレア。糊は若干、PDA工房のほうが強いみたい

 いずれもフィルムなので、ケースとの干渉はほとんどありません。過保護な方は、貼り付けたうえでケースに入れてもいいと思います。

ただ、ビザビのほうはフチを攻めているため、締め付けの強いケースだと中で浮いてしまう場合も……。また貼ればいいのですがゴミが入っちゃうかも

 結論。どっちのでもいいんじゃないかしらね。ジェットブラックを見た目に忠実なままコッソリ保護したい人は、ビザビのクリア系かな。ジェットブラックをクリアケースに入れたい人のモアレ防止用ならPDA工房のアンチグレア系とか。裸でガンガン使いたい人はPDA工房の耐衝撃、ポッケへの出し入れが頻繁な人はビザビのキズ修復とか……少しは自分で考えなさい。

【オマケ】ビザビM谷社長とのメールのやり取り。常に“抜き”を意識している彼だからこそ、素晴らしいフィルムがつくれるに違いない

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