シャープは10月3日、モバイル型ロボット電話「ロボホン」の法人導入を本格的に開始すると発表した。導入した法人向けに、受け付けや接客、観光案内、見守りなどビジネスシーンで活用できるアプリケーションパック「お仕事パック」を提供する。
ロボホンは、持ち運びできる小型サイズの会話ロボット。お仕事パックは、「受付・接客アプリ」、「プレゼンアプリ」、「遠隔アプリ」の3つのアプリから構成されている。
受付・接客アプリは、企業などでの受け付けや接客シーンで、ロボホンが案内や質問に回答するアプリ。ロボホンが話す案内や想定される質問とその回答は、導入企業にて自由に設定することができる。また、レストランなどの店舗ではロボホンのメールアプリと連携して、注文内容などを指定の宛先へメール送信することが可能。
プレゼンアプリは、プロジェクターや、Android対応スマートフォン・タブレットなどで画面を表示しながら、導入企業が設定した内容をロボホンが説明するアプリ。営業サポートや観光案内などのシーンで幅広く利用できるという。
遠隔アプリは、自宅にいる高齢者や子供に外出先などからメッセージを送り、受信者がメッセージを確認したことを送信元に通知するアプリ。遠隔地からロボホンを使って写真撮影もできるので、離れた場所でも状況の確認が可能。
さらに2016年度中には、お仕事パックの英語・中国語の音声認識・発話に対応するという。