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モバイルバッテリーの選び方 第3回

ソーラー充電しながら「ポケモンGO」を長時間楽しむ

2016年09月22日 11時00分更新

文● 島徹 編集●南田ゴウ

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■晴れた日は5V/2A近い発電量! 「ポケモンGO」も快適に遊べる

 さっそく、晴れ渡った14時前後の河川敷で発電性能をチェック。炎天下のなか「PowerPort Solar」を河川敷にそのまま置いて「iPhone 6s」を充電したころ、iPhone 6sの標準充電電力と同じ5V/1A前後で充電できた。

「PowerPort Solar」を「iPhone 6s」に繋いで発電。発電量は5V/1A前後で、「ポケモンGO」を起動しながらでも2分ごとに1%のペースで充電された。なお、炎天下では発熱による不具合を防ぐため、スマホは日陰に置いて充電しよう

 とはいえ「PowerPort Solar」の最大出力は2ポート合計で5V/3Aだ。炎天下での性能はこんなものではないはず。

 そこで、入力5V/2Aのモバイルバッテリーを2台接続して最大の発電性能を確認できるようにセッティングした。さらに、ソーラーパネルを太陽の方向に向けるなど、角度を変えて太陽からの照度と発電量を計測している。結果が以下のとおりだ。

  正面方向 斜め方向 逆方向
照度 110000lx 54000lx 8500lx
発電量合計 4.8V/1.9A前後 4.8V/1.6A前後 5V/0.08A前後

 「PowerPort Solar」を太陽方向に向けると出力が向上し、合計4.84V/1.93A前後と、ほぼ5V/2Aに近い発電量で動作した。照度も110000lxとかなり高い。これだけの電力があれば、数時間でスマホはもちろん5000mAhクラスのモバイルバッテリーもかなり充電できる。

太陽の方向にソーラーパネルを向けて発電。照度は平置きの状態の2倍、110000lxになった

炎天下だと合計4.8V/2Aを超えることもあった

 太陽と斜めの状態だと照度は55000lxに落ちるが、それでも4.84V/1.68Aとスマホやモバイルバッテリーを充電するのには十分な発電量を確認できた。

照度測定にはセコニックの露出計「L-478D」を利用。太陽と斜め向きの状態で54000lxだった

太陽に向けた状態には劣るが、それでも1.6A以上とスマホを充電するには十分な電力を発電できている

 一方、太陽と逆方向に向けるとまったく発電しない。発電量も5V/0.08Aで「PowerPort Solar」の動作も不安定になり、実質動いていないといっていい。パネルが影に入るとほぼ充電できないと見て良さそうだ。

ソーラーパネルを太陽と逆方向に向けてみた。見た目はこれでも光が当たっているように見える

だが実際には曇り空並みの照度でほとんど発電できなかった

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