「idogaVR」のアプリも強化
クロスデバイス、韓国VR業界で高品質なVRコンテンツで定評のあるmooovr社と包括的業務提携 日本、韓国、アジアでのVRコンテンツの流通を目指して
2016年08月30日 14時31分更新
360VRサービス「idogaVR」を展開するクロスデバイスは、2016年8月に、韓国VR業界にて、高品質なVRコンテンツの制作で定評のあるmooovrと、国内外の高精細なVR映像制作において、包括的業務提携を発表した。
両者が数年に渡って培ってきたVRソリューションを共有することで、今後需要が見込まれる高精細VR制作や高画質配信技術を積極的に提供していく見通し。
韓国mooovrは、2011年に設立された韓国初の本格的なVRスタジオで、最新のVR撮影技術や独自の撮影システムを開発、8Kカメラを用いた360度撮影によるVRコンテンツ制作で注目を集めている。
最近では、韓国テレコム会社最大手の1つであるKT社と、プロ野球のVRライブ配信事業で協業。プロ野球を初めとするプロスポーツのVR化に積極的に取り組んでいる。
クロスデバイスは国内で5年におよぶVR映像制作の実績を持っている。2015年には、大手BS放送事業社主催のスポーツイベントで、テニスの試合を放送波と同時に360度VRライブで配信。六本木のニコファーレに設置した100台のHMDにライブ配信するとともに、全国2万人の家庭のスマートフォンに中継するなど、さまざまなイベントのVR映像配信を手掛けてきた。
このともに実績のある両者が業務提携を行なうことによって、より高品質なVR映像コンテンツの安定した提供を目指している。そして、日本、韓国、アジア各国のプラットフォームを通して高品位なVRコンテンツを販売、最終的にはグローバルマーケットへのコンテンツ提供を目指している。
この業務提携に合わせて、クロスデバイスは、自社の「idogaVR」のアプリを強化したとも発表した。
3D映像に対応し、また、さらに没入感のあるVR映像の再生を可能としたとのこと。また、THETA SやSP360 4Kを使った簡単VRライブ配信から、4K高精細専用カメラを複数使用した本格的な高品質VRライブ配信まで、あらゆるVRのライブ配信ニーズにも対応した。
また、アプリを使用せずに、ブラウザだけでVRライブ配信を見ることにも対応したという。
多くの経験を持つ両社が協力したVRコンテンツの先行きが楽しみだ。