専用デジタイザーペン付属で、手書きのデジタルノートとしても活用OK
フルHD対応12.5型が10万6000円から! 東芝dynabook RZ82/Aに注目だ
2016年09月01日 12時00分更新
タブレットとキーボードドックはしっかりロック、簡単には外れない安心感
タブレット部はキーボードドック部のスイッチをスライドさせるとロックが解除される。ロック式なので取り外しの手間はあるもの、タブレット部を持って持ち上げても簡単に外れないので安心感がある。デタッチャブルタイプの2in1では、ヒンジの角度が一定で角度が変えられないというパターンが多い。このdynabook RZ82/Aでは、確かに奥の方に倒すことはできないが、前方には角度を変えられるので、ある程度自由度がある。ディスプレー背面のキックスタンドやキーボードカバーを使う2in1とも異なり、膝の上のような不安定な場所でも安定して使えるのもメリットのひとつだろう。
さらに、タブレットを逆向きに取り付ける「リバーシブルドッキング」に対応したことで、さらに使い勝手が高まっている。ディスプレーを起こせば動画を視聴する場合などのスタンドタイプとしても使えるし、そのままディスプレーを表側にして閉じれば、キーボードドックを装着した状態でタブレットのように使うこともできる。
ノングレアタイプも用意した12.5型フルHDディスプレー
ディスプレーは12.5型フルHDディスプレーで、試用機はノングレア液晶を搭載している。そのため写り込みは最小限で、屋外での利用にも向いている。視野角も明るさも十分なレベルだ。 また試用機のCPUは第6世代インテル Core m7-6Y75で、メモリーは8GB、SSDは256GB。低消費電力ながら第6世代となってパフォーマンスが向上したCore mプロセッサーを採用したことで、薄型の2in1マシンながら必要十分なパフォーマンスが期待できる。メモリーやSSDの容量は、このクラスだと一般的なものだろう。
無線機能としてはIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1を採用。前述の通り、キーボードドック側に有線LANやUSB、HDMI端子なども備えている。ノートPCとして使う場合はインターフェースも十分。
マルチタッチに対応し、専用デジタイザーペンも付属
ディスプレーはマルチタッチに対応し、電磁誘導式のデジタイザーペンの利用も可能になっている。専用のデジタイザーペンも付属しているが、さらに「リザーブペン」として、タブレット部の底部左側に細いペンが挿入されている。ペンとしては短く細いが、タブレット単体で使う場合にもすぐにペンを取り出して書けるというのは便利だ。
キーピッチ約19mm、キーストローク約1.5mmのキーボード
キーボード部分は、12.5型ディスプレーを備えたノートPCとしては比較的一般的。右側のキーが一部小さくなっていることを除けば、キーピッチもキーストロークもそれぞれ19mm、1.5mmが確保され、必要十分だろう。バックライトも搭載されており、通常のノートPC並みのスペックで満足する方は多いはず。アキュポイントとトラックパッドの双方を搭載しており、カーソルコントロールもしやすい。
しっかりしたキーボードの2in1がほしいなら、「dynabook RZ82/A」
dynabook RZ82/Aは、一般的なノートPCとしても使える2in1マシンで、十分なインターフェースを備えたノートPCとしても、気軽に持ち歩けるタブレットとしても使える製品といえる。特に、しっかりしたキーボードを搭載した2in1がほしいという方にはうってつけの製品なのだ。