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聴く音楽を選ばない性能、作り込みが良い1万円台イヤフォン「MA750」

2016年08月27日 12時00分更新

文● 四本淑三

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見た目に反してイージーな装着感

 MA750はハウジングやY字分岐がステンレスで、ケーブルも太く、全体的に重いイヤフォンです。それを安定させるためか、いわゆる「SHUREがけ」が基本。ケーブルを耳にかけて後ろに回す、イヤーモニターでおなじみの、あのスタイルです。

 ケーブルのハウジング側には耳の外周に添うよう、あらかじめ整形された樹脂パイプが被せられ、イヤーハンガーとして使うようデザインされています。

 このイヤーハンガー部には適当な弾力があり、そのおかげで着脱もスムース。点で当たらず、荷重のかかる箇所を分散するので異物感が少なく、快適性を損ねない。同時にケーブルのタッチノイズを防ぐメリットもあります。個人的にはSHUREがけは着脱が面倒で好きになれないのですが、これなら許せます。

 そして件の先の細いハウジング形状のおかげで、一般的なバレット形状のカナル型と比べても装着は楽で、位置決めもしやすい。見た目のメカメカしさに反して、普段使いのイヤフォンに向いているわけです。

 付属のイヤーチップは10種類。通常のシリコンチップが6ペア、遮音性の高いダブルフランジ型やフォームチップが2ペアずつ。それぞれ遮音性、音、装着感に差があります。いろいろ変えて試したいところですが、その大量のイヤーチップがバラバラになるのを防ぐために、専用のホルダーが付いてくるのもRHA製品のいいところ。

付属品はステンレスホルダーに収まったイヤーチップ、ケーブルクリップ、ポーチ

イヤーチップは深さの違うS/M/Lサイズが計6ペア、ダブルフランジ型がS/Lサイズの2ペア、低反発ウレタンのフォームチップが2ペア

そして本体も含めたすべてを収めるキャリーケースが付いてきます

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