トップフローの場合も同じ
冷却重点のCPUクーラーの多くはサイドフローだが、トップフローはCPUソケット周辺も冷やせるため、気になる人もいるだろう。
傾向としては、サイドフロー時と大きな変化は見つからなかった。リテールクーラーを使用しているが、大型のトップフロークーラーの場合でも同様と思われる。ただ高速回転時になるとまた状況はかわりそうなので、今後の課題としておきたい。
リファレンスのクーラーをセットした状態
基本的なエアフローになっている。
ビデオカードを追加した状態
少し変化が見られ、サイドフロー型クーラー時よりも、下側に空気が流れやすくなっている。トップフロー型クーラーを選び、かつビデオカードを使用する場合は、側面パネルにCPUクーラー用の吸気スリットのあるケースが最適と再確認できた。
フロントファンを停止させた状態
やはり空気が溜まる。サイドフロー型クーラーのときよりも盛大に溜まってしまった。
エアフローの考え方はこれまで通りでOK
ローコストで可視化してみたところ、エアフローへの取り組みは、いままで通りでOKと再確認できるものばかりだった。静音路線にしても、爆音冷却路線にしても、これまでの経験から得た脳内エアフローと大きな差はないという人が多いのではないだろうか。
予想外だったのは、フロントファンを停止させている場合の空気の溜まりっぷりになる。SSDのみであれば問題ない可能性もあるが、HDDの場合では温度のキープが難しくなるため、低速タイプのものでもいいので、フロントファンを用意すべきだろう。
さて、次回は第1回での再確認をもとに、ファンはどのタイプがいいのかを検証してみよう。
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