Supershipが8月1日から提供を開始した無料のコミュニケーションツール「Sunnychat」の特徴は、動画に特化していること。スマホで5秒程度の動画を録画してスタンプやコメントを入力後、動画を共有したい友人を選択すると友人間でチャットやスタンプを送って楽しめる。
友人はアプリで表示するQRコードを読み取って招待できるほか、連絡帳やフェイスブックのデータ連携からも行なえる。
Supership取締役新規サービス開発室長の古川健介氏は「文字ベースのオープンなスペースのコミュニケーションはギスギスしやすい。動画中心の映像サービスならギスギスしにくいのではないか」とコメント。代表取締役社長の森岡康一氏は「ぜひ家族間で使ってほしい。スマートフォンを若い人だけの道具にしたくない」と語る。
LINEなどの競合アプリにも動画機能があるが、古川氏は「LINEはお互いに動画を送信できるが、動画を送ると“これを見てよ”という押し付け的な意識を感じてしまう。これはアーキテクチャー的な問題だと思うが、ツイッターで画像をアップするのとインスタグラムに画像をアップするのは受け取る側の意識が異なる。LINEでは重くなりがちな動画共有をSunnychatなら気軽に行なえるのが利点」と語る。
ユーザー獲得に関しては「Sunnychatは友人が使ってくれていないとまったく使えないサービス。ダウンロード数を獲得すればいいというわけではない。ユーザーと直接コミュニケ-ションできる場を提供し、アプリのよさを地道に伝えていく」(古川氏)とのこと。