ホームシアターシステムをうまく活用すれば
スポーツ中継の迫力もさらに高まる
こうしたテレビ用スピーカーがあれば、テレビの音を格段にグレードアップできる。映画のサラウンド再生がイメージしやすいが、それ以外にも活躍の機会は多い。
ソニーのHT-NT5の場合はサラウンド用の音場モードとして、ムービー/ミュージック/ゲームスタジオ/スタンダード/スポーツがある。それぞれのコンテンツに合わせた音響効果が加わっており、より臨場感あふれる音が楽しめる。
「スポーツ」を選べば、屋外スタジアムで観戦しているような広々とした空間の広がりを感じる音響になっていて、サッカーのような試合はもちろんだが、トラック競技などでもなかなか臨場感のある音になるはず。
では最後に、主要メーカーのテレビ用スピーカーをいくつかピックアップして紹介していこう。

オンキヨー「SBT-200」(実売価格 1万5000円前後)。サウンドバータイプの一体型システムで、スピーカーシステムは2ウェイ3スピーカー構成。入力はアナログ音声×1、光デジタル音声×1で、ドルビーデジタル、DTSに対応。Bluetoothにも対応している

ソニー「HT-ST9」(実売価格 15万円前後)。同社のサウンドバーの最上位モデル。7.1chサラウンドに対応し、ハイレゾ音源の再生にも対応するなど、機能はもちろん、音質的にもサウンドバーを超える実力を持つ。サブウーファーはワイヤレス接続で、Bluetoothにも対応

ソニー「HT-CT380」(実売価格 4万円前後)。サウンドバースピーカーのエントリーモデル。HDMI入力を3系統備え、ドルビーTrueHDやDTS HD MasterAudioにも対応する。Bluetoothに対応するが、Wi-Fiは非対応。サブウーファーの接続はワイヤレスだ

パイオニア「HTP-SB760」(実売価格 4万円前後)。サウンドバータイプのスピーカーは3ピース構成で、サラウンドスピーカー部を外して後方に置くことでリアル5.1ch再生が可能なモデル。AVアンプを内蔵するサブウーファーはラックにも収まるスリムサイズとなっている。HDMI入力は3系統でドルビーTrueHDやDTS HD MasterAudioに対応。Bluetoothのワイヤレス再生も可能だ

パイオニア「HTP-CS1」(実売価格 4万5000円前後)。コンパクトなスピーカーとサブウーファーを組み合わせた2.1chシステム。セパレートシステムなのでテレビに合わせたセッティングが可能。HDMI入力は3系統で、4K/60p、HDR信号のパススルーに対応。BluetoothはAAC/aptXコーデックにも対応する

パナソニック「SC-HTB175」(実売価格 2万円前後)。高さ5cmの薄型ボディーにサブウーファーも内蔵した一体型のサウンドバー。2つのサブウーファーユニットを対向配置とすることで振動をキャンセルし、クリアな重低音を再生する。HDMI入力は1系統で、光デジタル音声入力も持つ。Bluetoothの音楽再生にも対応

ヤマハ「YSP-5600」(実売価格 19万円前後)。壁の反射を利用することで、リアルサラウンドを実現するYSPシリーズの最上位モデル。天井チャンネルの再現も実現し、ドルビーアトモス、DTS:Xの7.1.2ch再生をワンボディーで再現できる。増設用のサブウーファー出力を備える。HDMI入力は4系統で、4K/60p+HDRパススルーに対応。Wi-FiおよびBluetooth対応で、ヤマハのワイヤレス音楽配信機能「MusicCast」にも対応する
AV環境を整えれば、スポーツ中継はもっともっと楽しくなる!
サウンドバータイプのスピーカーシステムは高級モデルもあるが、基本的には比較的手の届く価格帯のモデルが中心だ。
ワンボディータイプから、セパレートタイプまでバリエーションも豊富なので、リビングのインテリアや使っている薄型テレビに合わせて選べば、手軽にテレビの音をグレードアップできる。
4KテレビやBDレコ、サウンドバーとグレードアップすれば、その満足度はかなりのもの。スポーツ中継はもちろんだが、映画や音楽も存分に楽しめるはず。気になるモデルをチェックして、充実したオーディオ&ビジュアルライフを送ってほしい。

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