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お家でスポーツの祭典を楽しむAV機器選び 第3回

テレビにチョイ足しで大迫力! テレビ用スピーカーシステム選びのコツ

2016年07月21日 10時00分更新

文● 鳥居一豊

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テレビの後ろにスピーカーを置くというユニークな発想
レグザサウンドシステム「RSS-AZ55」

RSS-AZ55の全体図。両側のスピーカーが独立した3ピース構成なのだが、並べて置いてみるとサウンドバーのようにも見える

RSS-AZ55の全体図。両側のスピーカーが独立した3ピース構成なのだが、並べて置いてみるとサウンドバーのようにも見える

 テレビ用サウンドシステムはテレビメーカー各社が展開しているが、今回その一例として取り上げるのは東芝のレグザサウンドシステム「RSS-AZ55」。実売価格は2万8000円前後で、比較的安価な価格となっている。

 薄型テレビとの接続はHDMI、または光デジタル音声となる。HDMIからの入力はドルビーデジタルやDTSなどの5.1chサラウンド音声にも対応。サラウンド音声は「DTS Studio Sound」による疑似サラウンド再生だ。

別体のスピーカー部。スピーカーの開口部は下部のスリット部分にある。このため、テレビの後ろに置いてもクリアな音が再現できるのだ

別体のスピーカー部。スピーカーの開口部は下部のスリット部分にある。このため、テレビの後ろに置いてもクリアな音が再現できるのだ

 大きな特徴は外観および設置方法で、一見すると円筒形のサウンドバーのように見えるが、実は中央のウーファー内蔵の本体部と左右のスピーカーが別体となる3ピース構成。

 一般的にこうしたスピーカーはテレビの手前に置くが、RSS-AZ55はテレビの後ろ側に配置する。薄型テレビのすっきりとしたデザインを犠牲にせず、目立たない場所にスピーカーを置いて音質を向上させるのがコンセプト。このあたりはレグザのテレビブランドで展開されているスピーカーらしいところだ。

本体部の背面にある接続端子部。ACアダプター端子、光デジタル入力、左右のスピーカー用端子、HDMI入出力がある。テレビとだけ接続する場合はHDMI出力(ARC)だけの接続でも使える

本体部の背面にある接続端子部。ACアダプター端子、光デジタル入力、左右のスピーカー用端子、HDMI入出力がある。テレビとだけ接続する場合はHDMI出力(ARC)だけの接続でも使える

 HDMIリンク機能を使って、薄型テレビ「レグザ」と組み合わせると、テレビ側の操作で音量調整などがすべてコントロールできるのはもちろんだが、レグザの内蔵スピーカーと連動するモードなども利用できる。

 レグザ専用のスピーカーというわけではないが、レグザと組み合わせるといろいろと便利に使えるようになっている。

 もうひとつのポイントとしては、Bluetoothに対応しており、スマホなどの音楽をワイヤレスで再生できること。これは、テレビ用スピーカーのひとつのトレンドでもあり、テレビ用だけでなくBluetoothスピーカーとしても使えるようになっている。最新モデルの多くがBluetooth対応なので、こうしたスピーカーを手に入れたら、スマホでの音楽再生もぜひ試してみよう。

 RS-AZ55のポイントは、やはり3ピース構造ということ。スピーカーの設置位置の自由度が高いので、さまざまな画面サイズの薄型テレビと組み合わせやすい。

 テレビの後ろにスピーカーを置くだけでなく、両側のスピーカーを薄型テレビの両脇に置くような使い方など自由なレイアウトが可能。サウンドバーはメインスピーカー部が一体型なのでレイアウトの自由度は決して高くないので、テレビの前に物を置きたくない人には3ピースタイプが使いやすいだろう。

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