みなさん、こんばんは。ASCII(週刊アスキー+ASCII.jp)編集部の吉田ヒロでございます。国内外のApple噂系サイトで7月10日から7月18日までに出回った内容をまとめました。
今秋にリリースされるiPhone 7の量産が始まったようで、実機やモックアップの画像が数多く流出するようになりました。基本的には噂どおりなので、9月に開催されると見られるスペシャルイベントで少なくとも外観について驚くべきところはないかも。
情報が錯綜しているのがカラーバリエーション。流出したモックアップ画像では、従来同様のシルバー、スペースグレイ、ゴールド、ローズゴールドの4色なのですが、以前の噂ではスペースグレイがスペースブラックに変わるとか、シルバーがなくなるとか、ディープブルーが追加されるとか、全6色になるとか、混乱の極みです。新カラーのモックを意図的に隠している可能性はありますが、MacBookのカラバリがシルバー、スペースグレイ、ゴールド、ローズゴールドの4色であることから、大幅な色みの変更はないんじゃないでしょうか。
7/11 iPhone 7の量産がスタート
EMSOneによると、台湾フォックスコン社が中国河南省鄭州の工場でiPhone 7シリーズの量産を開始したそうです。まあ、そろそろですよね。
7/12 iPhone 7のカラバリは6色に
EMSOneによると、iPhone 7のカラーバリエーションは6色になるそうです。「ブリリアントブラック」モデルは2000万台の準備があるそうです。ブラックモデルが出るのは歓迎ですが、カラバリ6色というのはやめておいたほうがいいかと。あとで在庫処分で叩き売りになると、イメージ悪いんで。
7/12 iPhone 7の実機写真が流出
nowhereelseによると、iPhone 7とされる画像が公開されているそうです。アンテナ用の通称Dラインがエッジ部分のみになっているほか、背面のiSightカメラのレンズが大きくなっていますね。底面の状態がどうなっているのかはわかりません。
7/12 フォックスコンの売上高が約1兆円に回復
EMSOneによると、iPhoneの製造を請け負っている台湾フォックスコン社が2016年6月の業績を発表したとのこと。前月比3.25%増、前年同月比4.25%減の約1兆円(3050億1100万NTドル)で、業績が回復しているそうです。iPhone 7の製造による効果は9月以降に出てくると思われます。
7/13 ペガトロンの業績がiPhone 6s効果で改善か
EMSOneによると、iPhoneの製造を請け負っている台湾ペガトロン社が2016年6月の業績を発表したのこと。売上高は前月比40.27%増、前年同月比33.34%増の約3兆580億円(933億5300万NTドル)と好調で、iPhone 6sの効果だと考えられているそうです。
7/13 Apple A10製造のTSMCの研究開発費が2900億円増加
EMSOneによると、Apple A10などを製造してる台湾TSMC社が、7nm製造プロセスの増強に向けて研究開発費を2900億円増額したそうです。おそらく今後、Apple Aシリーズもこの製造プロセスを使うと思われますので、同社としては韓国サムスン電子社に負けたくはないんでしょうね。
7/14 iPhone 7のバッテリー容量は6sよりも15%アップ
スティーブ・ヘミストーファー氏によると、iPhone 7のバッテリー容量は1960mAhになるそうです。この容量はiPhone 6sの1715mAhに比べると15%ほどのアップです。
7/15 iPhone 7のカラバリは従来と同じ?
nowhereelseによると、iPhone 7のカラーバリエーションはiPhone 6sと同じで、シルバー、スペースグレイ、ゴールド、ローズゴールドの4色になるそうです。同サイトでは実機の写真を公開しているのですが、噂されていたディープブルーやスペースブラックなどのカラバリは見られませんね。ホームボタンも従来どおりの印象です。やはり、iPhone 7は「買い」ではないのかも。
7/15 Apple A10の性能はApple A9X並み
Phone Arenaによると、中国Weibo上にApple A10チップの情報がリークされているそうです。それによると、コア数は従来同様のデュアルコアで、Geekbenchのシングルコア性能は3000、マルチコア性能は5200とのこと。iPad Proに搭載されているApple A9Xのシングルコア性能は3010とほぼ同じです。ちなみにiPhone 6sシリーズが搭載するApple A9のシングルコア性能は2519なので、約1.2倍の速度向上のようです。製造は台湾TSMC社が請け負い、16nm FinFETプロセスで製造されるとのこと。
7/15 iPhoneの筐体製造業者が大規模求人
EMSOneによると、台湾キャッチャー社が中国江蘇省泰州に建設していた第2、第3工場が2016年末までに量産体制に入ることを受け、2016年6月から1万8000人の従業員の募集を開始したそうです。おそらくこちらの工場でiPhoneの筐体も製造されると思われます。
7/15 iPhone 8用カメラは韓国製でベトナムで製造
EMSOneによると、韓国LGイノテック社は2017年に登場すると見られるiPhone 8用のカメラモジュールの生産体制を拡充するため、ベトナムに新工場を設立するとのこと。
7/16 iOS 10ではiPad ProとApple Pencilの組み合わせで3D Touchが可能に
「気になる、記になる…」経由、idownloadblogによると、iOS 10 beta 2ではiPad Proで3D Touchのような操作が可能とのこと。具体的には、通知センターの画面に設けられている通知の削除ボタンを、Apple Pencilで強く押すとすべての通知をまとめて削除できるとのこと。指で強く押しても同じ操作にならないことから、Apple Pencilの感圧機能を利用したものだと思われます。3D Touchの機能は、対応機種がもう少し増えないと普及には時間がかかると思われますが、アプローチは違うにせよ既存端末がOSのアップデートで対応するのは歓迎すべきことですね。
7/16 iPhone 7にはやはりイヤフォンジャックがない
Nowhereelseによると、中国WeiboでiPhone 7のモックアップが公開されているとのこと。今回の画像では本体底面が写っており、Lightningポートの両脇はスピーカーとマイクの穴のみで、イヤフォンジャックがなくなっていることがわかります。なお、スピーカーは両脇にあるように見えますが、これまでの噂ではステレオではなくモノラルのままのようです。
7/18 インテルがiPhone 7用モデムチップを約1580億円ぶん受注
EMSOneによると、米インテル社はiPhone 7用モデムチップの受注を約1580億円(15億ドル)ぶんAppleから受けたそうです。iPhone 7に採用されるモデムチップは、インテル製と米クアルコム社製の2種類があり、下りスピードはインテル製が最大450Mbps、クアルコム製が最大600Mbpsと性能が異なると言われています。ちょっと見過ごせない性能差なので、機種別もしくは、地域別で採用するチップを変えるのではないかと。
7/18 2017年に登場するiPhoneの有機ELはサムスンがほぼ独占か
EMSOneによると、Appleが2017年に投入すると見られる有機EL採用のiPhoneについて、有機ELパネルの供給元は韓国サムスン・ディスプレイ社がほぼ独占するそうです。供給する可能性が指摘されている、シャープやジャパンディスプレイ、韓国LGディスプレイ社については現時点では不明とのこと。調査会社IDCのレポートです。残念ながら日本勢は有機ELパネルの量産効率などでサムスンに思い切り負けているので可能性は低いでしょうね。
この連載の記事
-
第61回
Apple
iPhone 8は9月12日発表、15日予約、22日発売 -
第60回
Apple
iPhone 8やApple TVの秘密がHomePodからダダ漏れ -
第59回
Apple
iPhone 8の発売は11月?人手不足と有機ELパネルの歩留まり低さで -
第58回
Apple
今買うのは我慢!10.5型iPad ProやKavy Lake搭載Macが近日登場 -
第57回
Apple
WWDC前後には10.5型iPad Proも発売されそう -
第56回
Apple
MacBook Pro新モデルがWWDC前後に出るのは濃厚か -
第55回
Apple
iPhone 8は左右ベゼルレスの5.85型有機ELパネルを搭載 -
第55回
Apple
iPhone 8はクアッドコアで縦デュアルレンズに -
第54回
Apple
iPhone 8は前面がほぼ表示領域に?Touch IDは背面に移動? -
第53回
Apple
Xeonプロセッサー搭載のハイエンドiMacを開発中 -
第52回
Apple
iOS 10.3.2はiPhone 5/5cなどを切り捨てか - この連載の一覧へ