WWDCが終わってからは新しい噂は少なめです。iPhone 7と噂されている新型モデルの情報をすでに出尽くしているだけでなく、サプライチェーンメーカーの間では2017年モデルに期待を寄せているという情報もあります。まだ実際に製品が出ていないのに悲観的な情報が数多く出てくるのは、これまでにない流れですね。
さて、この連載でも6月に必ず出ると言っていた新MacBook Airや新MacBook Proシリーズは、なんの音沙汰もありません。過去にmacOS(OS X)は、iOSの数カ月前にリリースされることがありましたが、現在ではiOSとmacOSが協調して動く機能がたくさんあるので、やはり同時リリースなんでしょうか。さらにwatchOS 3には、macOSと連動するオートロック機能が加わるので、Apple Watchも同時発表になりそうですね。
新MacBookシリーズをわさわざEl Capitanに対応させてリリースするよりも、最初からSierraベースで出したほうが開発やサポートのコストは軽減できますしね。CPUやGPUなどのハードウェア部品はすでに最新モデルが出せる状態かと思われますので、かなり残念でなりません。
7/6 市場ではすでに2017年版iPhoneに期待
EMSOneによると、iPhoneの台湾系サプライチェーンはiPhone 7と噂されている2016年版iPhoneに見切りをつけ、2017版に期待をかけているそうです。見切りを付けるということなので、途中からのサプライチェーン入りなどを目指さず、2017年版iPhoneのサプライチェーン入りを目指して頑張るということなんでしょう。
7/6 iPhone 7シリーズは16GBモデルがなくなる
WSJによると、iPhone 7シリーズの内蔵ストレージ容量は32GBが最小となるようです。つまり、従来の最小であった16GBモデルがなくなるとのこと。16GBモデルは価格を安く見せたいために用意したモデルで、実際に使用していると容量が足りなくなることも多いので、現実に即したラインアップ変更かと思います。32GBモデルの価格が従来の16GBの価格になればなおうれしいですが。
7/7 iPhone 7シリーズの筐体3D画像が流出
Nowhereelseによると、iPhone 7、iPhone 7 Plusとみられる筐体の3D画像が流出しているそうです。それによると背面のiSightカメラの部分が、iPhone 7はiPhone 6sに比べて大きく、iPhone 7 PlusはiPhone 6s Plusよりかなり大きくなっていることがわかります。おそらくiPhone 7 Plusは、デュアルレンズ仕様になると思われます。底面を見ると、中央にLightningコネクター、左右にスピーカーグリルとマイクの穴が設けてられており、ヘッドフォンジャックはありません。電源ボタンや音量調整、消音ボタンのおおよその位置は、iPhone 6sシリーズと同じです。これまでの噂を総合したらまあこうなりますね。
7/7 iPhone 7用カメラモジュールの写真が流出
NowhereElseのスティーブ・ヘマーストフ氏が、iPhone 7用と見られるカメラモジュールの写真を公開しています。iPhone 6sよりもモジュールが少し大きくなっているような気がしますが、気のせいかもしれません。
7/7 スイスでApple Payのサービスが始まる
MacRumorsによると、AppleはスイスでApple Payサービスの提供を開始したそうです。WWDC2016では、macOS Sierra上でApple Payを使った決済(認証はiPhoneのTouch ID)に対応しますが、日本でもそれまでに導入を進めてほしいところですね。インバウンド需要を考えてもApple PayやNFC Payに対応すべきですよね。QRコードやバーコードで決済できるシステムもありますけど、やっぱりタップ&ペイのほうが便利ですし。
7/7 iPhone 7 Plusの一部スペックが判明か
GMSArenaによると、iPhone 7 Plusの一部スペックが判明したとのこと。iPhoneの組み立てを請け負っている台湾フォックスコン社が、シンポジウムで披露したプレゼン資料が根拠になっています。それによるとiPhone 7 Plusは、iOS 10が稼働し、メタリックシルバーのカラバリを追加、1200万画素のデュアルカメラ、防水機能、ワイヤレス充電機能を搭載するそうです。一方で、35mmイヤフォンジャックは廃止されるとのこと。
7/7 中国でのiPhoneのシェアが5位に転落
EMSOneによると、中国のスマホ市場シェアでiPhoneは10.8%の5位に転落したそうです。人民元安と販売ルート減少の影響も受けているようですが、やはりiPhone 6sシリーズはiPhone 6シリーズほどのインパクトはなく、買い替え需要を十分に喚起できなかったと思われます。
7/8 iPhone 7は販売するもののAppleは弱気
EMSOneによると、iPhone 7用の部品発注についてAppleは慎重な姿勢とのこと。つまり、あまり大量に発注していないと思われます。これを受けて市場では悲観的な観測が増えているそうです。とはいえ、Android側もiPhone 7を超えるような好材料があるわけでもなく、スマホ市場全体の問題かもしれません。
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