さくらインターネットは7月7日、「さくらのクラウド」の新料金プランとして、長期契約でサーバー利用料金が割引となる「割引パスポート」の提供を開始した。サーバー利用料とパスポート購入価格との差額で、実質最大20%の割引となる。
割引パスポートの対象となるサーバープランは、石狩第2ゾーン/東京第1ゾーンの、仮想2コア(メモリ2GB/4GB)および仮想4コア(メモリ4GB/8GB)サーバー。利用する場合は、対象サーバープランから1プランを選択し、有効期限(12カ月/24カ月/36カ月)が設定された割引パスポートを購入する。
割引対象は、割引パスポート1つにつきサーバー1台(購入したパスポートの対象プランのみ)。ただし、パスポートは特定のサーバーにひも付けられているわけではなく、複数台のサーバーを利用している場合は、毎月の請求額が高いサーバーから順に割引が自動適用される。
割引率は割引パスポートの有効期間に応じて設定されており、12カ月なら20%、24カ月なら35%、36カ月なら50%。パスポートの購入価格は対象サーバープランと有効期限に応じて設定されており、実質的な割引率は、12カ月なら最大10%、24カ月なら最大15%、36カ月なら最大20%となる。
さくらでは、サーバープランを指定してパスポートを購入する仕組みのため、特に「社内業務システム等のリソースがある程度固定化されたシステムや、月ごとのサーバ利用台数は増減するが、変動しないサーバーリソースがあるシステムにおすすめ」だとしている。