旬なアイドルがまとめて楽しめる祭典!
今はアイドル戦国時代。それは間違いないだろう。アイドルブームというのは定期的にやってくるが、今がそのとき! THIS IS ITなのである。地下アイドルもメジャーもマイナーも含め、アイドル&グループは数多く存在し、それぞれ熱心なファンがいるのである。
そんなアイドルたち(これでも一部だが)が一挙に集まるイベント「アイドル横丁」が7月2~3日の2日間、横浜の赤レンガ倉庫で開催された。いまゆる音楽フェスのようにステージが数ヵ所にわかれ次々にライブをし、その合間に握手会やサイン会も行なうという、アイドルもファンも慌ただしい1日になるイベントだ。
会場には1番街~4番街までのステージがあり、1番地ステージがメイン、2番地、3番地は同規模で、4番地は無料エリアに設置され、ミニマムなステージになっている。この4つのステージにアイドルたちがかわるがわる出演するのだが、タイムテーブルの密度がヤバイ! 普通のフェスならほかのステージとほぼ被ることなく交互にスケジュールが組まれているが、アイドル横丁では1回だけある30分の休憩を挟み、ライブがギッシリ! ほぼ4ステージが同時に1日中ライブをやっているのである。しかも1日で複数回出演するアイドルも!
こうなると出演者だけでなくファンも大変だ。推しのライブ時間をチェックするのは当たり前だが、もし複数の推しのライブがかぶってしまった場合、断腸の思いでどこかを切らないといけないのだ。Aのライブを途中まで見てBのライブに行く、複数回出るなら今回はAを見て次はBを見る、などなど観戦スケジュールを組み立てないといけない。筆者も必須のライブを事前にチェックし、スケジュールを確認しながらライブを見て、移動の合間に食事を取るなど、なんだか出演者になった気分だった。
筆者が取材に行ったのは2日だけだが、この日は快晴だったので強烈に日差しが強く、アイドルも汗だく、ファンも汗だく、ドリンクも飛ぶように売れていた。それでも、アイドルたちは苦しい中でもそんな顔を見せず、笑顔を振りまき唄って踊っていた。
なお、この日の大トリはハロー! プロジェクトの「アンジュルム」。最後にふさわしいパワフルなステージパフォーマンスを見せてくれた。
またグラビアアイドルの撮影会も「グラドル横丁」と称して行なわれており、こちらも賑わっていた。水着のグラドルに水鉄砲で水をかけるというアトラクションもあり、暑かったせい(ということにしておこう)で、非常に盛り上がっていた。
現役で活躍しているアイドルたちをまとめて楽しめてしまうフェス「アイドル横丁」。無料エリアでも十分楽しめるし、有料エリアでは大きなステージを所狭しと動きまくる圧巻のライブを見ることができる。アイドルファンなら、いやアイドルファンじゃなくても誰か推しが見つかるかもしれない、ステキなイベントであった。来年もあるなら、ぜひ行ってみてほしい。