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「さくらのレンタルサーバ」WordPressで提供開始、メニューからフォントを選択するだけ

Webフォント30書体が無料利用可能、さくらとモリサワが協業

2016年06月30日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 さくらインターネットは6月29日、デジタルフォントを開発するモリサワとの協業を発表した。「さくらのレンタルサーバ」利用者向けに、モリサワのWebフォントサービス(30書体)を提供する。中小規模のサイトであれば無料で利用可能。

「さくらのレンタルサーバ」モリサワWebフォントの仕様および利用条件

 Webフォントは、インターネット経由でフォントデータをブラウザに配信することで、ユーザーのデバイスに当該フォントがインストールされていなくともそのフォントでWebページを表示可能にする技術。モリサワではWebフォントの有償配信サービス「TypeSquare」を展開している。

モリサワの「TypeSquare」サイト(表示フォントはゴシックMB101 B)

Webフォントの適用前/後の例。Web制作者側の意図したフォントデザインで表示できる

 今回の協業では、さくらのレンタルサーバ(スタンダードプラン以上)でWordPressを利用するユーザーに対し、TypeSquareで提供中の書体から30書体を、追加料金なしで利用可能にする(1ユーザーあたり1ドメイン、月間2.5万PVまで)。具体的には、さくらユーザーが「クイックインストール」機能でWordPressをインストールする際に、モリサワWebフォントのプラグインが同梱され、簡単な手続きですぐ利用できるようになる。

コントロールパネル画面から、表示に使うWebフォントを簡単に指定できる仕組み

 さくらでは今後、WordPressに限らず、静的なHTMLページでもこのWeb書体サービスを使えるよう対応範囲を拡大していく方針。またPV数の多い大規模Webサイト向けのプランも拡充したいとしている。なお、7月27日には両社主催による「モリサワ×さくらインターネット Webフォントの夕べ in 東京」も開催する。

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