「DAIV」をLightroom、Photoshopでバリバリ使ってみる
AdobeRGB比100%の4Kノート! i7-6700K、64GBメモリーの最強構成がスゴイ
“AdobeRGB比100%”の4Kディスプレーは、何にどう有効か?
DAIV-NQ7500シリーズは、ノングレアタイプの17.3型IPSディスプレー(3840×2160ドット)を採用している。クリエイティブ系のアプリは操作ツールが大きく、作業領域を広く取れないことがある。4K解像度のおかげで、このような問題に悩まされることがない。
4Kの解像度よりも注目すべきは、このディスプレーがAdobeRGB比100%以上である点だ。sRGBよりも諧調が広く正確な色表現を行なえる。外部ディスプレーを接続せずとも高精度な色調確認ができるので、「移動先でも(なるべく)普段と変わらない環境で作業したい」といった要望に応えられるだろう。
なおディスプレーの色域は出荷前に検証され、チェックを通過したものだけがユーザーの元に届くようになっている。色域データシートが同梱されるので、カラーキャリブレーションを資料のある状態から進められる。検証の手間を省けるのはうれしいポイントだ。
また、インターフェースが充実している点も見逃せない。4K対応テレビや周辺機器への映像出力ポートとして主流のHDMI 2.0端子を搭載。高解像度で撮影した画像でも、縮小比を少なく表現できる。2基のDisplayPortも同時に使うことで、内蔵ディスプレーを含め4画面で4K/60Hz出力可能となっている。次世代規格のUSB 3.1 Type-C端子やUHS-II対応カードリーダーもある。AdobeRGB比100%の4Kディスプレーとあわせて、クリエイターに必要な要素がノート1台につめ込まれている。
キーボードはテンキー付きのフルサイズ。打鍵感は良好で、激しくショートカット入力を連発するような使い方にも合っている。逆にタッチパッドはやや滑りにくく、慎重なポインティング向きだ。マウスを別途用意するユーザーも多いだろうが、本体のタッチパッドでも作業できないことはないと感じた。