6月16日、ネットギアジャパンは屋外設置用のIEEE802.11n対応のアクセスポイント「WND931」と外付けアンテナ 「ANT24501B」を発表。7月1日により販売を開始する。
WND931はIEEE802.11n対応のデュアルバンド対応APで、5GHz帯と2.4GHz帯を同時に利用可能。2×2 MIMOアンテナで、最大300Mbpsの速度を実現する。IP65対応の防塵・防水性能を持ち、遮蔽物がなく、雨や雪のかかる高所でも設置可能。壁面やポールに設置するための固定具も標準装備するほか、氷点下20℃の寒冷地でも利用可能なようヒーターを内蔵するという。なお、動作温度は-20~60℃。
また、PoE対応のギガビットポートを2ポート搭載。LANケーブルで給電供給で動作しつつ、もう1つのポートにIPカメラを接続し、電力を中継できる。ブリッジとして動作させるWDS(Wireless Distribution System)にも対応し、2つのネットワークを相互接続することも可能だ。
WND931は単体でも利用可能なほか、IEEE802.11ac対応の「WAC720」やIEEE802.11n対応の「WN320」と組み合わせ、無線LANコントローラー「WC7600」や「WC9500」に収容することで、建物内のみならず敷地全体の無線ネットワークを一括管理することができる。
同社ではリゾートホテルにおいて、WND930を屋外のプールやプライベートビーチ等に、有線LANポートでセットトップボックスを設置できるWN370を部屋に設置することで、高い宿泊体験を提供できるとアピールする。その他、2つのビル間でのネットワーク接続や、鉄道駅のプラットフォーム、学校の校庭や屋外スポーツ施設などの設置を提案している。
価格はWND930が14万400円、屋外アンテナのANT24501Bが10800円(ともに税込)。保証期間は購入から2年間となっている。