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金属筐体の「SAMURAI REI」は2万9900円、端末と発表会を詳細レポ

2016年05月17日 20時00分更新

文● オカモト/ASCII.jp

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 プラスワン・マーケティング(FREETEL)は、都内で発表会を開催。新SIMフリー端末「SAMURAI REI(麗)」および、佐々木希さんを起用したテレビCM、またFREETELの今後の方針などについて説明が行なわれた。

テレビCMに出演する佐々木希さんも発表会に登場

税抜2万9900円でメタル筐体の「SAMURAI REI」
iPhoneを強く意識

 まずは5月27日発売予定の新端末、「SAMURAI REI(麗)」から。2月のMWC2016で初公開されたモデルで、アルミの金属筐体による薄型ボディーを採用するなど、最近のトレンドとも言える外観を採用している。発表会中でもiPhone 6sを意識し、比較も行なっていた。具体的にはアンテナ用の背面のラインが1本の直線(iPhoneはD型)、またライン自体も1.5mmと細くなっている(iPhoneは2mm)という。

SAMURAI REIが正式発表。5.2型フルHD液晶を搭載して、価格は税抜2万9900円だ

背面は金属筐体。質感もなかなか

アンテナ用のラインは1本。側面ももちろんメタル

SIMとメモリーカードは1つのスロットで装着する

 同社にとってはMetal Silver、Pink Gold、Sky Bule、Champagne Gold、Metal Blackと5色のモデルを最初から用意したことも大きなチャレンジという。前面はMetal Blackのみ黒で、他は全部白だが、特にSky Blueはこの手の端末ではあまり見なかったカラーで魅力的。全体的な質感もまずまずで、税抜2万9900円という価格はお買い得に感じる。

カラバリは全部で5色。Metal Silverが最初に発売され、他のカラーは順次出荷される予定

発表会中はiPhone 6sとの比較も。アンテナ部のラインを比較すると、確かにSAMURAI REIの方が少し細い

こちらはPink Gold

iPhone 6sのローズゴールドと比べると、ややおとなしめのピンク

独自UIも搭載するなど、操作性も強化
音声端末の開発状況も紹介

 同社はすでに約200人の従業員を抱え、その半分は開発陣ということで、自社開発の機能もこのSAMURAI REIに搭載している。独自UIの「FREETEL UI」は、画面の下から上にフリックすることで各種操作を可能にするパネルが表示されるほか、ホームボタンがやや特殊な仕様になっている。

カメラアプリも独自のものを搭載。マニュアルモードなどが用意される。画面下からフリックすると操作パネルが表示される

 具体的には、指紋センサーが搭載されているほか、普通に押せばもちろん「ホームボタン」、ダブルクリックすれば「アプリ一覧」、軽くタッチすれば「戻るボタン」、長押しで「検索」と計5つの機能を搭載。Android端末のメインキーの機能を1つのボタンに組み込んでいるというわけだ。

Galaxyシリーズのようにホームボタンの左右にタッチ式のボタンがあるわけではなく、ホームボタン1つでメインキーの3つの操作を行なう。なお、ディスプレーにナビゲーションバーは通常表示されないが、設定の変更で表示も可能

バンパーやフリップカバーなどアクセサリー類もリリースされる

 また、以前から予告していた、従来型ケータイ(音声端末)の「Simple 2」についても、あらためて紹介。製品名は「Simple 2」「Simple 2+」「Simple 2 PakaPaka」と表示されていた(ただし、Simple 2 PakaPakaは仮称とのこと)。

開発中の音声端末の仕様も一部公表された

 機能の一部が紹介されたのは「Simple 2+」で、音声通話/SMSに加えて、データ通信にも対応しており、モバイルルーター的な利用も可能。さらに他端末に電源を供給するモバイルバッテリーにもなるとのことだ。

格安スマホは「知る人ぞ知る」から、より広く売る時代に
佐々木希さん出演のテレビCMも放映開始

 発表会では、FREETELの状況や今後の方針についても語られた。自社調べの調査ということだが、SIMフリースマホでは46%、ポストペイド型のSIMでは20%とトップシェアをアピール。また同社は量販店での販売に特に力を入れているが、ヨドバシカメラではSIM、SIMフリースマホともにやはりトップとしている。

自社調べだが、SIMフリースマホでシェア1位とアピール。ヨドバシの店頭でも好調という

 また格安スマホ/格安SIMは、これまでの知る人ぞ知るという段階から、一般ユーザーに購入層が広がるタイミングになりつつあり、同社も「FREETEL 2.0」を目指す時期とする。たとえば「自宅でかんたんFREETELスタート」は、ウェブサイトでの注文後、即端末とSIMを発送。本人確認、MNPでの回線切替ともに自宅でできるというサービスを提供する。

MNPでの契約時も本人確認から回線の切り替えまで自宅で可能になる

 また、これまで同社のSIMは、使った分だけ料金が上がっていくタイプだったが、よりわかりやすくするために通信量が固定の「定額プラン」を用意。また、スマホ本体(SAMURAI REI)の分割払いとデータ通信、無料通話、端末補償がセットで月2990円~、という「REI プレミアムバリュープラン」を開始する。

通信量があらかじめ決められたプランが登場。24回払いの端末代金、1GBのデータ通信を含む通信料、15分の無料通話、端末補償がセットで月2990円というプランも開始する

 一般層にユーザーを広げていくという狙いから、同社としては初となるテレビCMの放映も開始する。同社のSIMが月299円~、前述の月2990円のプランを絡めて、肉球(299=ニクキュー)を着けた佐々木希さんが出演する。

CM内では肉球を着けた佐々木希さんが登場する

FREETEL「SAMURAI REI(麗)」の主なスペック
価格(税抜) 2万9900円
ディスプレー 5.2型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約71.5×145.8×7.2mm
重量 約136g
CPU MediaTek MT6753 1.3GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 2GB
内蔵ストレージ 32GB
外部ストレージ microSDXC(最大128GB)
OS Android 6.0
対応ネットワーク FD-LTE:バンド1/3/7/8/19/20
W-CDMA:バンド1/6/8/19
無線LAN IEEE802.11n(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:13メガ/イン:8メガ
バッテリー容量 2800mAh
防水/防塵 ×/×
生体認証 ○(指紋認証)
SIM形状 microSIM+nanoSIM
連続通話時間 約750分
連続待受時間(LTE/3G) 約288時間/約285時間
カラバリ Metal Silver、Pink Gold、Sky Bule、Champagne Gold、Metal Black
発売時期 5月27日

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