辛うまのバランスがよいチリクラブ
シンガポール料理「チリクラブ」。簡単に言うと、エビチリのカニバージョンです。ドウマンガニ、マッドクラブ、スリランカクラブ、ソフトシェルクラブなどカニの種類は豊富ですが、基本的には、味噌、チリ、トマト(ケチャップのこともあるようです)、にんにく、たまごなどで作られたソースがかかっています。
それをカップヌードルで再現したわけですが、さすがにカニそのものはムリだったようで、シーフードヌードルでおなじみのカニカマで代用しております。
ちょっとしたことですが、チリペーストが別添えで入っていて、お湯を注ぐ際に一緒に入れてくれ、とありました。なんとなくフタの上で温めて、あとから入れたくなりましたが、そういうわけでもないようです。
見た目はシーフードヌードルをちょっと辛くしたような感じですが、辛さは日本で売られている製品よりも際立っています。きっちりと辛味が舌に残ります。
ただ、辛いだけではなく、うま味がしっかりしている。スープは魚介やトマトのうまみに唐辛子・オイスターソースなどが混じりあっており、コクがあります。これは本当においしいです。いたずらに値段が高いのに、味が濃いだけのがっかり商品に見習ってほしいぐらい、バランスがよい。
もし今回の選挙で落選となっても、リベンジの機会を与えてほしいと思ったぐらいの感銘を受けました。シンガポールにお越しの際はぜひ。