グーグルは5月11日、スマホなどに搭載されている「Google 翻訳」機能を大幅に強化した。
スマホ用のGoogle 翻訳(Google Translate)はこれまで単体のアプリとして提供、利用できるものだったが、新たに「Tap to Translate」と呼ばれる機能が追加され、他のアプリから呼び出せるようになった。従来は、SNSやショートメッセージなどのアプリで異なる国の人とコミュニケーションする際、メッセージをコピー&ペーストしてGoogle 翻訳上で翻訳を表示していた。今後は、メッセージや歌詞などがコピー&ペースト不要で、各アプリ上で簡単に翻訳を利用できる。Tap to TranslateはAndroid 4.2(Jellybean)以上およびiOSで動作し、103言語を翻訳可能。
このほか、ネットワークが繋がっていない時でもGoogle 翻訳を利用できるオフラインモードがiOSにも搭載された。Android用も改良され、消費ストレージを従来比約90%と省サイズ化した。
また、オフラインモード利用可能言語にフィリピン語を追加して計52言語となったほか、Word Lens機能(カメラで読み取った言語をAR風に翻訳する機能)には中国語(簡体字/繁体字)が追加された。