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大直径トンネルやさまざまな土質の掘削に適用できる気泡シールド工法

シールドマシン用のシェービング・クリーム「レオフォームOL-10」

2016年05月13日 16時38分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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気泡注入のイメージ(左)とレオフォームOL-10の気泡(右)

 大林組は5月11日、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズと共同で高発泡性能・低環境負荷型の気泡シールド工法用起泡剤「レオフォームOL-10」を共同開発したと発表した。

 大林組が中心となって開発した「気泡シールド工法」に用いるシェービング・クリーム状の気泡を作る薬剤。特殊な泡をカッターチャンバー内に注入しながら掘り進むもので、気泡が緩衝材となって周辺地盤や構造物への影響が少なく、掘削土の流動性を高めることで掘り進む速度が向上、カッター刃への土の付着も低減できる。

気泡シールド工法

 ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ開発による起泡剤は、従来の1/3程度の低濃度でも高粘性の気泡を生成するとともに環境負荷が少ない界面活性剤。一定時間を経過すると従来品同様に泡が消えるため、掘削した土砂の運搬や処分は従来通りの手順で済むという。

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