5月13日発表のNEC新ビジネスPCの注目ポイントは、OSの選択肢の広さ。大半の機種でWindows 10のほかWindows 8.1およびWindows 7 Pro(ともにダウングレード権行使)が選択できる。アーキテクチャーもインテル第6世代Core i搭載モデルのほか第4、第5世代Core iモデルを継続販売し、幅広い市場のニーズに対応する構え。なお、搭載可能なOSはモデルごとに異なる。
- 【選択可能OS】
- Windows 10 Pro(64bit版)
- Windows 8.1 Pro(64bit版、Win10ダウングレード(以下DG))
- Windows 8.1 Pro(64bit版、出荷期限10月31日)
- Windows 7 Pro(64bit版、Win10DG、出荷期限10月31日)
- Windows 7 Pro(64bit版、Win8.1DG、出荷期限6月30日)
- Windows 7 Pro(32bit版、Win10DG、出荷期限10月31日)
- Windows 7 Pro(32bit版、Win8.1DG、出荷期限6月30日)
- Windows 7 Pro(32bit版、出荷期限10月31日)
- Windows 10 Home(64bit版、文教モデル専用)
注目モデルはデスクトップ型PC「Mate」の新商品「Mate タイプMC」。ゴルフボール約1個ぶんの横幅(34.5mm)で、体積約1Lと省スペースな本体はVESAマウントに対応しており、ディスプレーの背面に取り付け可能。電源ボタンに手が届きにくいディスプレー背面や机の下に設置した状態でも“Alt+P”キーで起動の操作が行なえる。
セキュリティーのためTPMチップを搭載するほか、CPUには第6世代のCore iが選択可能。ストレージもHDDに加えて暗号化256GB SSDが選択できる。光学ドライブは外付けタイプだが、PC本体とともにブラケットに入れてディスプレー背面に設置可能。本体のみもしくは光学ドライブセットで利用できる縦置きスタンドも用意される。出荷開始予定は5月27日で、価格は税別15万8400円から。
タブレットPC「VersaPro タイプVT」(10.1型)および「VersaPro タイプVS」(11.6型)には文教モデルをラインアップ。学校では5年間の利用が一般的だが、交換することでつねに新しい外観に再生できる防塵・防滴対応の専用カバーが用意される。両モデルともデジタイザーが付属し、タイプVSは専用カバーを装着した状態で拡張クレードルに接続できる。タイプVTは約597g、タイプVSは約782gと軽量で、低学年の児童でも手軽に教室や校庭、課外授業に持ち出せるのも魅力。
文教モデルの出荷開始予定は5月18日(タイプVTは6月7日)で、「VersaPro タイプVT」の最小構成価格は10万4900円から、「VersaPro タイプVS」の最小構成価格は14万4000円から。
このほかの注目モデルは、+4万4000円でSIMフリーのLTE通信モジュールを搭載できる12.5型モバイルノート「VersaPro UltraLite タイプVB」。サブバッテリーの搭載や指紋センサー内蔵もチョイス可能で、メモリーは16GBまで搭載可能。ビジネスだけでなくプライベートでも活用できる。最小構成価格は12万7500円から。