iMacだらけの実習室
次に案内されたのは実習室。ここには約100台のiMacが導入されていました。
iMacのスペックは、21.5インチでCore i5 2.8GHzのモデル。4Kではない通常のiMacの上位モデルです。標準構成と異なるのが、メモリーが8GB→16GB、内蔵ストレージが1TB HDD→256GB SSDになっている点です。メモリーを倍増させて、HDDをSSDに変更しているのは、これらのマシンを今後4年間使うため。数年後のパフォーマンスを考えた末の仕様変更とのことでした。
気になったのは入力デバイスです。Apple純正のテンキー付きキーボード「Apple Keyboard」はわかるのですが、マウスはなぜかエレコムの「M-S2ULBK/RS」でした。この点について、「なぜ無線(Bluetooth)ではないのか?」、「なぜ純正マウスではないのか?」と聞いてみました。すると無線でない理由は明快で「メンテナンスが4年間ほぼ不要。電池の入れ替えなどが必要ない」からということでした。純正マウスでない理由は、X-Window Systemを使うケースもあり、3ボタンマウスが必須だったということです。こちらも納得ですね。
あと、現行のiMacは光学式ドライブを搭載しないため、USB接続の光学式ドライブが10台に1台程度設置されていました。
ここでワタクシはあることに気付きました。iMac背面にあるUSBポートには必ず3本のケーブルがつながっていることを。
一体なにが接続されているのか?ケーブルをたどってみると、1基目はApple純正キーボード、2基目はエレコムのマウス、3基目はUSB延長ケーブルでした。ちなみに、光学式ドライブが接続されているiMacについては4基目も埋まっていました。
USB延長ケーブルをつないでいるのは「背面にUSBポートがあると使いにくいから」という理由でしたが、純正キーボードにはUSBポートが左右に各1基あるはずなのにわざわざナゼ?電力が足りないことがあるからかな?とも思いましたが、担当者につっ込んでみたところ「純正キーボードのUSBポートはいろいろ問題があるから」とのことでした。あとで調べたら、この純正キーボードに純正Lightningケーブルを接続すると抜けなくなるという事象が発生していたようです。
また、3台が並んでいるうち中央のiMacの上にはEIZOの液晶ディスプレーが設置されていました。こちらも担当者に突っ込んでみると、実習室が大きく後ろのほうの席だと教壇が見えづらいので、このディスプレーに教壇を映し出すとのことでした。