米インテル セキュリティは4月18日、同社の調査に基づいたレポート「Blue Skies Ahead? The State of Cloud Adoption(クラウド導入の現状と将来の展望)」を発表した。
同社の調べによれば、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、スペイン、イギリス、アメリカのIT専門家を対象に調査した結果、対象者のクラウドへの信頼感は向上しており、「77%が1年前よりもクラウドに対する信頼が高まっている」と回答した。一方で、回答者の72%は、クラウド採用の最大の懸念事項はコンプライアンスと回答したという。また、「経営幹部レベルの管理者や経営陣がクラウドのセキュリティリスクを理解している」と考えるIT専門家は、34%にとどまった。
同社では、「クラウドは多くの人々や企業の日常の活動にすでに大きな影響を及ぼしており、デジタルデバイス上では、何らかの方法でクラウド コンピューティングを利用するケースが増え続けている。調査結果が示すように、クラウドの利用拡大は明らかであり、回答者の80%が今後16ヵ月間でクラウドコンピューティングにIT予算を割り当てる予定であることが明らかになっている」とコメントを添えている。
調査レポートの全文は同社のウェブサイトよりダウンロードできる。