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Key原作「planetarian」のアニメはネット配信と劇場版! スタッフ登壇で製作発表会開催

2016年04月18日 17時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●オオタ/ASCII.jp

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 Keyが贈るSF感動作「planetarian」。そのアニメ化が今月初めに発表され、話題となっていた。4月15日、スタッフが登壇して「planetarian project」の製作発表会が秋葉原ラジオ会館イベントスペースで開催された。

 当日は白石稔さんをMCに、青井宏之さん(アスミック・エース プロデューサー)、丘野塔也さん(Visual Art's ディレクター)、池田憲彦さん(Visual Art's 広報)が登壇。そしてスペシャルゲストとして、この日監督として発表された津田尚克監督、それから音楽を担当した折戸伸治さんを交え、さまざまな新情報が発表された。

製作発表会登壇者。左から青井宏之さん、丘野塔也さん、津田尚克監督、折戸伸治さん、池田憲彦さん

 「planetarian」は2004年にダウンロード専売のWindowsゲームとして登場して以来、12年の間にPS2やPSP、スマホなどへ移植。総販売本数は10万本を超えるという。内容は、人々に見捨てられた危険な街「封印都市」のプラネタリウムにいる壊れかけのロボット「ほしのゆめみ」と、貴重な物資を回収することを生業としている男「屑屋」の物語。

ネット配信と劇場公開で展開される「planetarian project」

 まず発表されたのはプロジェクトの展開方法と公開日。「planetarian project」はゲーム本編の物語である「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」から始まり、小説やドラマCDで描かれた、ゲームの前後談である「planetarian~星の人~」で完結することが発表。「ちいさなほしのゆめ」が全5話で7月7日からネット配信、「星の人」が9月3日から劇場公開されることが発表された。そして「星の人」は「ちいさなほしのゆめ」のエピソードが含まれる物語になることも明らかになった。

登壇者の後ろにあるポスターは、この日初めて公開されたキービジュアル。プラネタリウムにいるゆめみが描かれている

 その後、津田監督が「本編はもっとかわいい」という、ヒロインのほしのゆめみと、原作のイラストが存在しない屑屋のキャラクター設定が公開された。監督から原作よりも人間味のあるロボットにという要望があったというゆめみ。声を担当するすずきけいこさんからのメッセージでは「原作で入れていなかった感情を表す息っぽい表現もある」ことが明かされた。

 また設定画が「Dっぽい」という声のあがった屑屋は小野大輔さんが声を担当。津田監督は、「アフレコのときに、「planetarian」にどれだけの思い入れがあるかという話をしてプレッシャーをかけてきた」と小野さんのエピソードを披露した。

「ほしの ゆめみ」。花菱デパート本店屋上プラネタリウム館で接客及び解説をしていたコンパニオンロボット。30年前の戦争勃発直後、都市が細菌攻撃を受け、プラネタリウムに取り残される。その間、1人お客さまを待ち続けていた、1年間に7日間しか稼働できない壊れかけのロボット。30年目の目覚めたその日に、「屑屋」と出会う

「屑屋 (くずや)」。30年前の大戦により、荒廃した世界で廃墟と化した街から貴重資源を回収し、売りさばくことで生活している青年。まだ、かつてない財宝や資源を求めて「封印都市」に潜入し、都市を防衛している戦闘EメンシェンAAE機械E・イェーガーAから逃げ込んだ廃墟のプラネタリウムにて「ゆめみ」と出会う

 本作では、ゆめみがいるプラネタリウムの星空も重要なファクターになるが、この星空はアストロアーツが協力し、何百年後の星空を設定した上でスクリーンに耐えられる素材として作成、それをdavid productionがアニメとして動かしているとのことだ。

 そして話題は音楽になり、担当した折戸さんが登場。監督から「最初はかわいい電子音から入っていき、だんだん積み重なって厚みが増すような音楽」という発注を受けた折戸さんは、「弦をかなり使おうと思ったらいきなり封印されて、ちょっと迷った」と、その苦労を語ったが「うまい具合に落とせた」とその出来映えに満足な様子。

Liaとのタッグは8年振りという折戸さん。津田監督から「まさに劇伴という感じですばらしかった」というコメント

 さらに主題歌などが発表され、歌手が発表されるごとに会場はどよめきが起こった。まず「ちいさなほしのゆめ」のエンディングテーマが佐咲紗花の「Twinkle Starlight」、イメージソングにCeuiの「Worlds Pain」であることが発表された。そして「星の人」の主題歌がLiaの「星の舟」であることが発表されると会場から大きな歓声があがった。

 最後に津田監督から「この作品は関わる人が熱い人ばかり。観終わった後に心に何かしら残る作品にしたい」というメッセージが送られ、制作発表会は終了した。

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