ロジクールは4月14日、小規模会議室向けのビデオ会議システム「CC3500e」を発表した。同日から法人向けに販売を開始している。価格はオープンプライス。
カメラはカールツァイス製光学レンズと、300万画素の画像センサーを内蔵。リモコン操作で最大10倍のデジタルズームや水平260度/垂直130度までのパン・チルトが可能で、オートフォーカス機能も備えている。H.264エンコーダーを内蔵し、1080p/30fpsのフルHD画質でビデオ会議できる。
4基の無指向性マイクを内蔵し、周囲最大6m(10人までの会議)の音を集音する。別売の拡張マイクを使用すれば、周囲最大8.5mまで収音範囲が広がり20人までの会議に対応できるとしている。
発声者の位置を特定する新技術「ビームフォーミング」を搭載しているのが特徴で、発声者以外の音声を3dB下げることで通話品質が向上するという。雑音を排除する「エコー&ノイズキャンセリング機能」もあるほか、内蔵マイクとスピーカーをそれぞれ独立させハウリングの発生を抑えられるようにした。
Bluetooth接続とプラグアンドプレイのUSB接続に対応。対応端末をかざすとペアリングできるNFC機能も搭載している。SkypeやWindows Live メッセンジャー、MacのFaceTimeなどで簡単に使用できるという。
Logitech ビデオコラボレーション・グループ マーケティング責任者 ジョアン・ヴァンダーメイト氏は、「10~20名の小規模会議室が近年増加傾向にあるが、従来のビデオ会議システムは『PC内蔵型』または『大会議室用』のどちらかしかない」と説明。CC3500eは、その2つのギャップを埋める製品であり「あらゆる場所をビデオ協業の場に変えられる、新しいカテゴリーの製品である」と語っていた。
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