製品説明会をレポート
Adobe CC推奨PCも登場、クリエイターの声から生まれた「DAIV」
マウスコンピューターは3月28日、クリエイター向けPCブランド「DAIV」の製品説明会を開催した。
デスクトップPCは、Z170チップセット、GeForce GTXシリーズ搭載の「DAIV-DGZ500」。X99チップセット、GeForce GTXシリーズ搭載の「DAIV-DGX700」。Z170チップセット、Quadroシリーズ搭載の「DAIV-DQZ500」。X99チップセット、Quadroシリーズ搭載の「DAIV-DQX700」をラインアップ。ノートPCは、GeForce GTX 965M搭載の「DAIV-NG5600」。GeForce GTX 970M搭載の「DAIV-NG5700」。Quadro M1000M搭載の「DAIV-NQ5300」を用意する。
これに加え、通常のラインアップとは異なる「コンセプトモデル」の詳細や、今後投入する製品についての紹介もあった。
「8K」「VR」...DAIVは“新しいイメージ”を作るPC
「写真、動画、イラスト、3DCGにわたる分野で、プロアマ問わず創作活動を行なうすべてのクリエイターに最適なPCを提案する」。これがマウスコンピューターの新ブランド「DAIV」のコンセプトだ。製品説明会に登壇したマウスコンピューター代表取締役社長の小松永門氏は、「今後ますます普及する4Kや8K動画、VR動画といった“新しいイメージ”を作り上げていくときに、このDAIVを使ってもらいたい」と意気込む。
DAIVブランド製品は、CPUやメモリーなど主なスペックのほか“道具感”のある無骨な外観デザイン、高い堅牢性、移動しやすさを重視したデスクトップPCのハンドルやキャスターなども特徴としている。これは、広告グラフィック制作を中心に手がけるプロダクション「アマナ」の協力を受け、クリエイティブの現場の声を反映させた結果だ。
「RAW」「Adobe」「VR」3つのコンセプトモデル
DAIVブランドは通常モデルのほか、「RAW」「Adobe」「VR」という3つのコンセプトモデルをリリースする。Adobeモデルは、Adobe Creative Cloudの推奨を取得している。VRモデルはOculus Riftの製品版「CV1」で動作検証を行なった後に製品化するとの説明があった。
日本マイクロソフト Windows&デバイス本部 Windowsコンシューマーグループ エグゼクティブプロダクトマネージャーの藤原正三氏も、コンセプトモデルを高く評価した。「PCの性能やパーツ構成を自分で選ぶのはハードルが高く、(クリエイターの中にも)どうすべきか分からない人は多い。DAIVが投入されることで、PCに精通していないクリエイターも安心してWindowsを使えるようになる」(藤原氏)
DAIVブランドのデスクトップPC「DAIV-D」シリーズ、ノートPCの「DAIV-N」は3月28日から受注を開始している。なおDAIV-Nは発表当初ディスプレーのsRGB比を100%としていたが、これを95%に訂正する。この理由についてコンシューマ営業統括部 部長の氏家 朋也氏は「仕様では100%だが、個体差があり、計測したところ下限値が95%だったため、この数値を仕様とした」と説明。出荷時に計測を行なった結果を貼付し、製品を出荷するという。
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