コントローラーアプリケーションを使ってドローンの操作も可能
マイノリティ・リポートみたい! 指先で大画面を遠隔捜索する「BIRD」がすごい
2016年03月25日 17時00分更新
イスラエルで設立されたベンチャー企業のMUV Interactiveが、指先に装着しプロジェクターなどに投影した画面を直観的に操作できるウェアラブルデバイス「BIRD」を日本国内で発売する。3月24日に発表会を開催し、BIRDを使ったデモンストレーションを披露した。
250型までの大画面に対応、指先1つで直観的に操作
BIRDは、指先に装着する本体と、ディスプレーやプロジェクターなどのスクリーン機器にUSB接続するセンサー部分で構成される。パソコンやタブレットのアプリケーションをスクリーン機器に投影し、大画面でもタブレットのようなタッチ操作やパソコンでマウスを使ったような操作などを自由自在に遠隔でできる。
250型までの大画面に対応し、硬いホワイトボードや、柔らかいロールアップスクリーン、机の上など、硬さや角度関係なく操作可能だ。画面からおよそ10m離れたところから操作でき、1mm以下の小さなボタンでもクリックできる正確さを実現しているのも特徴となっている。
画面に近づき、BIRDを使って直接タッチしたり、遠くから遠隔(リモートタッチ)で操作することが可能。本体にタッチパッドを備え、タップすると選択、上下に擦るとズームインアウト、左右にスワイプするとウェブページなどに切り替えができる。また、ジェスチャーによる操作も可能。例えばパワーポイントでは、左右にスワイプする動作をすればスライド移動が、上に動かせばプレゼンモード開始、下に動かせばプレゼンモードを終了できる。
本体をテーブルの上に置くなど操作をやめると、自動的にパワーセーブモードに切り替わり、小型の専用クレードルを使用すればおよそ30分でフル充電が完了する。そのほか、ドローンのコントローラーアプリケーションにより、BIRDを使ってドローンを操作することも可能だ。今後は、AR・VR機器などとの連携も予定しているという。
予想価格は5万3784円。シリコンテクノロジーが輸入総代理店を担当し、ソフトバンクコマース&サービスやリコージャパン、ドスパラなどのパートナーを通じて3月24日より予約受付を開始する。また、4月中旬より、ドスパラで数量限定の先行販売も実施予定だ。