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20代女性、3割が「スマホで通販」・2割が「フリマアプリ利用」

2016年03月24日 03時51分更新

記事提供:通販通信

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20代女性で「スマホでEC」が定着

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(株)ジャストシステムが23日発表した「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査2015年 年度総集編(トレンドトピックス版)」によると、ネットショッピングの利用デバイスは、全体では「PC」が86.3%・「スマートフォン」が9.8%・「タブレット型PC」が2.9%となったが、20代女性に限定した場合、「スマートフォン」が前年調査から9.2ポイント増となる30.3%となることがわかった。

また、20代女性はフリマアプリ利用率が前回調査から15.2ポイント増の22%となったほか、CtoCサービスの利用率でも「ヤフオクなどのオークションアプリ」(20代女性の利用率21%)を「メルカリなどのフリマアプリ」(同22%)が上回り、全体を通じて20女性がスマホでECを利用する傾向が急速に進んでいることが明らかになった。

同調査は同社のセルフ型ネットリサーチ「Fastask(ファストアスク)」を利用したアンケート調査で、調査期間は2015年1~12月。調査対象は15~69歳までの男女1100人。

ネットショッピングの利用デバイスは、「PC」が同3.7ポイント減の86.3%・「スマートフォン」が同2.5ポイント増の9.8%・「タブレット型PC」が同1ポイント増の2.9%となり、男女ともに年齢が低いほどスマホの比率が高くなった。

当日配送でAmazonが圧倒

グラフ2

利用経験のあるネットショップは、トップが「Amazon」(78.8%)、2位は「楽天市場」(76.8%)、3位は「yahoo!ショッピング」(50.5%)、4位は「価格.Com」(34.2%)、5位は「ヨドバシ.Com」と「ポンパレ」(23.5%)となった。男女ともに年齢が高いほど、利用経験のあるサイトが増える傾向があった。

最も利用頻度が高いECモールは、トップが「楽天市場」(48.0%)、2位が「Amazon」(47.2%)、3位が「yahoo!ショッピング」(4.8%)となった。

ECの「当日配送サービス」の認知度については、Amazonの「当日お急ぎ便」が60.8%でトップ、2位はイオンネットスーパーの「おうちでイオン」で31.2%、3位はヨドバシドットコムの「ご注文当日配達」で27.1%、4位はセブンイレブンの「セブンらくらくお届け便」で25.5%、5位は楽天の「楽びん」で22.6%となった。「当日配送サービス」利用率では、「当日お急ぎ便」が15.7%で圧倒的なトップとなった。2位は「ご注文当日配達」で8.1%、3位は「楽びん」で5.7%、4位は「おうちでイオン」で5.6%、5位以降は5%以下の利用率となった。

「WEBルーミング」購入が85%

FacebookなどのSNSアカウントでログインできる「ソーシャル・ログイン」機能については、「特に抵抗を感じることは無い」が22.1%、「多少抵抗を感じる」が26.3%、「非常に抵抗を感じる」が12.6%、「サービスの利用を断念する」が6.2%となった。

「Amazonログイン&ペイメント」については、「よく知っていて他人に説明できる」が4.9%、「ニュースなどでみかけたことはある」が12.8%、「聞いたことがあるがよくわからない」が18.5%、「聞いたことがない」は40.8%となった。「Amazonログイン&ペイメント」についての質問では、「非常に便利なサービスだと思う」が「あてはまる」「ややあてはまる」を含めて47.4%となるなど、肯定的な回答が多かった。

WEBで調べた商品を店舗で購入する「WEBルーミング」については、「頻繁に行う」が16%、「ときどき行う」が43.5%、「あまり行わない」が25.4%、「全く行わない」が10.7%となり、84.9%がWEBルーミングを行っていることがわかった。

チャットなどを利用してリアルタイムに商品の問い合わせができる「WEB接客」については、「利用したことがある」が7.6%、「見たことはあるが利用したことはない」が10%、「知ってはいるが見たことはない」が11.5%、「知らない」が45.2%となった。「WEB接客」を認知している人は29.1%となったが、利用経験がある人は7.6%にとどまった。

スマートフォン利用後、最も接触頻度が変化したメディアは「雑誌」で、4割以上が「減った」と回答した。「すごく減った」は13.2%、「あきらかに減った」は11.7%、「少し減った」は15.6%となった。

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