東芝は3月17日、東芝メディカルシステムズの全株式をキヤノンに譲渡する契約を締結したと発表した。
東芝メディカルシステムズは1948年設立の東芝の子会社。資本金208億円。医療用機器(X線診断システム、CTシステム、MRIシステム、超音波診断システム、放射線治療装置、核医学診断システム、検体検査システム、ヘルスケアITソリューション など)の開発、製造、販売、技術サービスなどを業務内容としていた。
決済は3月17日付けで完了しており、すでに東芝メディカルシステムズは東芝の子会社ではなくなっているが、譲渡先のキヤノンが競争法規制当局からのクリアランスを得られるまでの間は、独立第三者のMSホールディングが東芝メディカルシステムズの議決権を保有する。譲渡金額はおよそ6655億円。