エプソン販売は3月14日、業務用プロジェクターの新機種として、最上位機種「EB-L25000U」をはじめとするレーザー光源採用モデル6機種と、ランプ光源採用モデル5機種を発表。同日、都内で記者発表会を開催した。
記者発表会には、エプソン販売 代表取締役社長 佐伯 直幸氏が登壇。佐伯氏はプロジェクターの国内シェア率において20年連続首位を獲得したというこれまでの実績を説明しながら、新製品で「今後は『高光束プロジェクター』(4000ルーメン以上/重量5kg以上の製品)の部門でもシェアを伸ばしていきたい」との考えを語った。
また佐伯氏は新製品について「レーザー光源を採用したプロジェクターは、コンシューマー向けの製品(EH-LS10000)を先に発売した。そのユーザーフィードバックをもとに、今回さらに技術を進化させた」と説明した。
2万5000ルーメンのフラッグシップ機「EB-L25000U」
業務用プロジェクター最上位機種となるEB-L25000Uは、3LCDで世界最高をうたう2万5000ルーメンの明るさが特徴。さらに、劣化しにくいという無機素材のLCDパネルや蛍光体を採用することで耐久性を高め、無償保証期間も3年間(もしくは2万時間)とした。大講義室や展示場、ホール、ミュージアム、屋外サイネージでの使用などを想定している。
解像度はWUXGA(1920×1200ドット)だが、フルHDから4Kへアップコンバートして投影できる「4Kエンハンスメント」機能を搭載。投影した映像を内蔵カメラで解析し、複数台利用時の色の差を自動補正する機能もある。
価格は未定(実売価格は1000万円以上となる見込み)で、12月に発売する。