アニメ「デジモンアドベンチャー」15周年を記念して制作された、初代「デジモンアドベンチャー」シリーズの続編「デジモンアドベンチャー tri.」。2015年11月21日より第1章「再会」を全国10館で3週間限定で上映し、観客動員数は14.6万人、興行収入2.3億円を記録。その人気により4週目以降も上映を延長し、ミニシアターランキングでは4週連続1位を獲得した。
そんなデジモンアドベンチャー tri.の第2章となる「決意」が、3月12日より劇場公開となる。第2章の決意の舞台は、第1章でのアルファモンの出撃から時は流れ、戦いの爪痕から少しずつ復興が進むお台場。メインビジュアルには、“選ばれし子どもたち”の中から太刀川ミミと城戸丈が登場した。ストーリーの鍵を握る2人がどのような活躍をするのか、要注目な作品となっている。
第2章の公開に先駆け、2月11日にプレミア先行上映会が実施され、舞台挨拶では太刀川ミミ役の吉田 仁美さん、城戸丈役の池田 純矢さんが登壇した。
吉田さんは、「1章のときも緊張感が高まっていましたが、2章ではそれ以上にそわそわしています。ぜひ楽しんでいただきたいです」と挨拶。池田さんは「あまりにも面白すぎて、こんなものを世に出してしまっていいのかと思うくらいの出来栄えになっています」と作品に自信をみせた。
第2章について聞かれ、池田さんが「1章と大分雰囲気が違いますよね。温泉施設にいったり、壁ドンがでてきたり……」とコメントすると、吉田さんが「あの壁ドンのシーンはアフレコ中にキャストのみなさんがざわつきましたからね。このタイミングで? という場面でですから」と返していた。
また、吉田さんは「個人的にはパルモンの『恐縮です~』というセリフがお気に入りです。流行語にならないかなーと思っています。第2章は1章よりデジモンたちが活躍しますよ!」とコメントした。
そのほか、太刀川ミミと城戸丈の関係について吉田さんが「性格がまったく逆なキャラクターだからこそ本心が言える部分がありますよね。そういうところが感じられると思います」とコメントし、吉田さんは「確かに同じような性格だと話しにくいこともありますもんね」と語った。
最後に、池田さんは「本当に素敵な作品になっています。試写で先に観ましたが、正直泣いてしまいました。起承転結が深くて、さらに今後どうなっていくのかという(伏線の)種もたくさんばらまいています。ぜひ、劇場で『デジ泣き』していただければと思います」とコメント。吉田さんは「私たちの『決意』を、しっかりと受け止めていただければと思います!」と挨拶し、舞台挨拶を締めくくった。
デジモンアドベンチャーは、私は初代シリーズにドはまりしていた世代なので、第1章の進化のシーンやアグモンの声などすべてが懐かしく、それだけでちょっと目頭が熱くなるくらい思い入れのある作品だ。初代放送から時が経ち、太一たち選ばれし子どもたちも高校生になったが、私も同じく歳をとり高校生活も経験して大人になった。
デジモンアドベンチャー triは、初代から成長した“選ばれし子どもたち”の姿に新鮮さがありつつ、太一たちが直面する思春期の葛藤などは、こんな時期もあったなーと懐かしさを感じた。初代デジモンシリーズを見ていた大人も、思春期をこれから迎える、もしくは真っ只中な子どもも、すべての人が存分に楽しめる作品になっている。ぜひ劇場に“選ばれし子どもたち”の活躍を観に行ってほしい。
デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」
全国10館にて劇場3週間限定上映
- 上映館:新宿バルト9、渋谷TOEI、横浜ブルク13、梅田ブルク7、T・ジョイ京都、109シネマズ名古屋、T・ジョイ博多、札幌シネマフロンティア、広島バルト11、MOVIX仙台
- キャスト:花江 夏樹、坂本 千夏ほか
- 公式サイト:http://digimon-adventure.net/