レノボ・ジャパンは2月9日、“ThinkPad X1”シリーズの新ラインアップを国内発表した。注目は着脱式のモジュールで機能を簡単に追加できる「ThinkPad X1 Tablet」。国内向け仕様が確定し、気になる価格は18万8000円(税別)からとなった。
ThinkPad X1 Tabletは、タブレット本体のみで薄さ8.45mm、重量約767g。付属の「ThinkPad X1 Tablet Thin キーボード」を装着した場合でも薄さ約13.7㎜、軽さ約1.07㎏と非常に軽量だ。Core mシリーズの搭載により、(モデルによって上下するが)おおむね8.4~10.2時間のバッテリー駆動時間を確保。キーボードもブラックとレッド(トラックポイントの赤を意識)の2色が用意されている。
本体はキックスタンドによって自立。使用角度の自由度が高く、キーボード打鍵時に適した垂直に近い角度に加え、ペン操作に適した寝かした角度も選べる。またThinkPad Pen Proを使ったペン操作にも対応する。
特徴となるモジュールは3種類。拡張バッテリーの機能を持つ“プロダクティビティ・モジュール”、投影距離2mで60インチの投影ができるプロジェクター機能内蔵の“プレゼンターモジュール”、RealSense 3D カメラで3Dスキャンができる“3D イメージングモジュール”と、米国発表と同じだ。
参考スペック(代理店販売モデル) | |||
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CPU | Core m5-6Y57 vPro(1.1GHz) | Core m5-6Y54(1.1GHz) | Core m3-6Y30(900MHz) |
メモリー | 8GB | 4GB | |
SSD | 192GB(SATA) | ||
ディスプレー | 12型(2160×1440ドット:FHD+、3:2) | ||
I/O | USB 3.0、USB 3.1 Type-C、Mini DisplayPort、ドッキングコネクター | ||
内蔵カメラ | 背面800万画素/前面200万画素 | ||
本体サイズ | およそ291×209.5×8.45mm(タブレットのみ) 291x217x13.65mm(キーボード装着時) |
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OS | Windows 10 Pro(64bit) | ||
価格 | 24万1920円 | 23万6520円 | 21万8160円 |
ThinkPad X1 Yogaは、タッチパネルに加え、360度自由な角度に液晶ディスプレーを回転できるヒンジを持つ。また夏に向けて、有機ELパネルを採用したモデルも投入する予定だ。
代理店販売モデルのスペックでは、CPUはCore i5-6300U(2.4GHz)またはCore i5-6200U(2.3GHz)。メモリー容量は8GBまたは4GB、SSDは192GB(SATA)、ディスプレーは14型で、WQHD(2560×1440ドット)またはFHD(1920×1080ドット)の解像度が選べる。外部入出力端子として、USB 3.0×3、Mini DisplayPort、HDMI、One Link+などを装備する。本体サイズは幅333×奥行き229×16.8mm(最薄部15.3㎜)。重量は約1.36㎏。
ThinkPad X1 Carbonは、本体が薄型化して前モデルから約10%軽量化。最大16GBメモリー、最大512GBのPCIe NVMe SSDの搭載ができる点などが特徴となる。
代理店販売モデルのスペックでは、CPUはCore i7-6600U(2.6GHz)、Core i5-6300U(2.4GHz)、Core i5-6200U(2.3GHz)。メモリー容量は8GBまたは4GB、SSDは192GB(SATA)、ディスプレーは14型で、WQHD(2560×1440ドット)またはFHD(1920×1080ドット)が選べる。バッテリー駆動時間はWQHDモデルが約7.5時間、FHDモデルが約8.2時間。
外部入出力端子として、USB 3.0×3、Mini DisplayPort、HDMI、One Link+などを装備する。本体サイズは幅333×奥行き229×16.45mm(最薄部14.95㎜)。重量は約1.18㎏。