ドライブ内でのファイルコピーでもSSDの圧勝
ドライブ内で2420万画素のRAWファイル100枚をコピーした時間と、4230万画素RAWファイル100枚をコピーした時間を計測
ドライブ内コピーは、単純なコピーに加えて、カット＆ペーストでも計測。タイムはほぼ同じだった。説明不要なくらいの開きがあり、PC内のファイル移動についてもSSDが快適であるとわかるだろう。
SDXCカードからのファイル取り込みの差は少ない!?
使用したSDXCカードはサムスンの「microSD PRO U3 MB-MG64EA/IT」（読み込み最大90MB/s、書き込み最大80MB/s）。本体はマイクロSDXCカードだが、付属のアダプターでSDカードサイズに変換できる
SDXCカードからドライブに写真を取り込む時間を計測。こちらも2420万画素のRAWファイル100枚と、4230万画素RAWファイル100枚で試した
一方で、あまり差が出なかったのがSDXCカードからのファイル取り込みだ。SDXCカードはカタログスペックに近い性能を出していたが、HDD搭載モデルではHDDのシーケンシャル速度よりも低いのと、HDDの搭載キャッシュ8MBがちょうどバランスの取れた状態だったからだと思われる。この結果だけを見ると「HDDでもまあいいかな」とも思う。
ほかの検証結果からも明らかなように、用途に応じてストレージを検討しよう。今回の場合であれば、巨大なデータ置き場に容量を確保しやすいのはHDD搭載機で、細かいファイルや頻繁にアクセスするファイル、もしくはOSの起動などで快適さを得たいならSSD搭載機を選ぶのが正解だ。
microSD PRO U3 MB-MG64EA/ITに対して、CrystalDiskMark 5.1.1を実行したところ、カタログスペックをやや下回っているが決して遅いカードではない
