アイドル界において、飛び抜けたアニメやマンガの知識を持つことで知られる喜屋武ちあきさんが、ヨガの指南書「喜屋武ちあきのアニメヨガ」(発行:立東舎/1620円)の発売記念握手会を1月22日、秋葉原の書泉ブックタワーで行なった。
昨年の5月からヨガ教室に通い始めたという喜屋武さんは、その面白さに魅了され、インストラクターの資格を取りたいと思うようになったという。すぐに養成学校に入り、年末には資格を取得したそうだ。
本書はヨガとアニメやマンガのポーズを融合させたものを「アニメヨガ」として、新しいスタイルのヨガを提案しようという内容。アニメやマンガには印象的なポーズを見せてくれるキャラクターが多いが、それを活かそうというわけだ。喜屋武さんらしい発想である。
――なぜ、ヨガにアニメやマンガを組み合わせようと思ったのですか?
【喜屋武ちあき】ヨガには数字を数える瞑想法があるのですが、「ジョジョの奇妙な冒険」にも、素数を数えて気持ちを落ち着かせるシーンがあるんです(おそらく第6部のプッチ神父が焦るシーン)。そこでアニメなどのポーズを、ヨガに取り入れたら面白いんじゃないかと考えました。
――アニメヨガには、どんな効果がありますか?
【喜屋武ちあき】これをやると健康になれます。あと、アニメをまったく知らない友達がジョジョ立ちをしたら、表情がキリッとしてきたんです。体に良いだけじゃなくて、気持ちを戦闘モードにする効果もあります。ポーズでコスプレをしている感覚……心のコスプレですね。ぜひ、キャラクターの気持ちになってもらいたいです。
――気に入っているポーズは?
【喜屋武ちあき】「逆転無頼カイジ」に出てくる利根川さんが、焼かれた鉄板の上でやった「焼き土下座」のポーズ。そして「機動戦士ガンダム」のブライトさんがアムロを平手打ちするポーズです。ごめんなさいと謝るか、殴ってなぜ悪いと逆ギレするか、両極端ですが見てほしいです。
――では、2016年の抱負を。
【喜屋武ちあき】今年は仕事をやる気になっているので、もう一冊本を出したいです。子どもの頃からなにか書いたりするのが好きだったし、自分の著書を出すのが夢だったんです。だから今度は、10代向けの本やSFファンタジーを書いてみたいです。
会見時には、焼き土下座やブライトが平手打ちした後のポーズのほか、ジョジョ立ち、「おそ松さん」のシェー、「北斗の拳」でトキが登場したときの座って両手を上げたポーズなども見せてくれた。本書にはアニメヨガのポーズ指導だけでなく、体のどこに効果があるのかもきちんと解説されている。まずはご一読を。