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将来的な長期宇宙生活のため食用植物だけでなく観葉植物も

「宇宙ステーションで一つだけの花」開花する

2016年01月25日 12時25分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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宇宙で咲いたヒャクニチソウ  (Scott Kelly /NASA)

 国際宇宙ステーション(ISS)のスコット・ケリー飛行士は1月17日、栽培していたヒャクニチソウが開花したというツイートを行なった。

 ISSでは2015年にレタスを水耕栽培、育成したレタスを食べる実験などを行なっている。今回の実験はタネから育成したヒャクニチソウで、ようやく開花にこぎつけた「宇宙で初めて開花した花」ということになる。

水耕栽培のようす (NASA)

 2015年12月にはヒャクニチソウが開花前にカビが生えてしまい、栽培にあたっていたスコット・ケリー飛行士は「花が枯れそうだ、がんばれ俺の中のワトニー」(映画「オデッセイ」/原作「火星の人」で火星に単身取り残された宇宙飛行士マーク・ワトニーが植物を育ててサバイバルする)などとツイートして人々を心配させてていた。

開花直前でカビが生えてしまい危ぶまれた (NASA)

 将来的な有人火星探査など、長期にわたる宇宙生活のためには食用植物を育てるのも大きな目標であり、今回の開花はひとつのマイルストーンであると言えよう。

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