アラタスは日本のクリエイターが「Designed in Japan」として新しいスマートフォンをデザインしてメーカーに提供する。「我々はファブレスメーカーにはならない。端末を製造するのはそれぞれの国だが、デザインは日本製」(横地氏)。第1弾として低価格LTEスマホ「KAZE」シリーズ2機種が発表された。
「ARATAS KAZE K01」はMediaTekのクアッドコアCPU「MT6735」(1.3GHz)を搭載する5型液晶搭載スマホ。メモリーは1GB、ストレージは8GBでバッテリー容量は2200mAh。FDD-LTEの対応バンドは1/3/7/28、WCDMA対応バンドは1/19。カラバリはブラック、ホワイト、イエローの3色。
「ARATAS KAZE K01」の主なスペック | |
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ディスプレー | 5型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
CPU | MediaTek MT6735 1.3GHz(クアッドコア) |
メモリー/ストレージ | 1GB/8GB(変更可能) |
カメラ | 800万画素(インカメラ200万画素) |
バッテリー容量 | 2200mAh |
SDカード | microSD(32GB) |
無線LAN | 11b/g/n |
GSM/GPRS/EDGE | 700/1800/2100/2600MHz |
WCDMA対応バンド | バンド1/19 |
FDD-LTE対応バンド | バンド1/3/7/28 |
サイズ | 73×8.1×144.8mm |
市場想定価格 | 160USドル |
「ARATAS KAZE K02」は手になじみやすい丸みを帯びた形状が特徴の5型液晶搭載スマホ。CPUやストレージ、カメラなどのスペックは「ARATAS KAZE K01」と同じ。
「ARATAS KAZE K02」の主なスペック | |
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ディスプレー | 5型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
CPU | MediaTek MT6735 1.3GHz(クアッドコア) |
メモリー/ストレージ | 1GB/8GB |
カメラ | 800万画素(インカメラ200万画素) |
バッテリー容量 | 2200mAh |
SDカード | microSD(32GB) |
無線LAN | 11b/g/n |
GSM/GPRS/EDGE | 700/1800/2100/2600MHz |
WCDMA対応バンド | バンド1/19 |
FDD-LTE対応バンド | バンド1/3/7/28 |
サイズ | 80×10.5×149mm |
市場想定価格 | 140USドル |
「KAZE」シリーズ2モデルは中国のKingtech Mobileで製造され、Kingtechとグート双方のルートでグローバルで14ヵ国(インド、インドネシア、フランス、フィリピン、スペイン、南米、北米、シンガポール、台湾、香港、マレーシア、バングラデシュ、ベトナム、日本)で展開する予定。今回はプレゼンのみでの登場となった3G低価格スマホ「NAMI」シリーズも含めて、2016年内に世界各国で30万台以上発売される計画になっている。
「KAZE」シリーズの国内展開については、日本のMVNO市場がグローバルと比較してかなりパイが小さいことを理由に、横路氏は「海外市場で実績を積んでから逆輸入のカタチをとりたい」とのこと。
端末が販売される各国の言語でニュースや広告を配信する「ATARAS NET」は中国、台湾、香港、ロシア、インド、インドネシア、フィリピン、ベトナム、北米、南米、マレーシア、バングラデシュ、日本の14の国とエリアで展開予定。