タブレットで動画コンテンツを楽しみたい!
ならばディスプレーとサウンドは重要!
さて、dtab d-01Hの大きな特徴の1つとなるのが、10.1型のWUXGAディスプレー(1920×1200ドット)だ。
コントラスト比1000:1、224ppiという性能もさることながら、ファーウェイ独自の技術により、シーンに合わせて色合いや明るさを自動調整する機能も備えるのが特徴。屋外では太陽光下でも視認性を保ち、動画や写真の閲覧時には鮮やかな色調をフルに活かした表現が可能となっている。さらに電子書籍の閲覧時には、目が疲れにくいブルーライトカットのモードを利用でき、常に最適な画面設定でさまざまなコンテンツを楽しめる。
実際に屋外で動画を視聴してみたが、視認性は良好だった。また、予想以上に効果を実感できたのが、読書時のブルーライトカットモードだ。約10.1型という大画面は電子書籍はもちろん、多彩な雑誌が税抜月400円で読み放題となる「dマガジン」で特に威力を発揮したのだが、テキストを読んでいても目の疲れとストレスを軽減できるのはありがたく感じた。
さて、dtab d-01Hのもう1つの大きな特徴はサウンドだ。同じファーウェイ製のSIMフリータブレット「MediaPad M2 8.0」と同様に、世界的なオーディオブランドである米ハーマン社の「ハーマンカードン」がサウンドチューニングを担当。本体背面には同ブランドのロゴが刻印されている。
スピーカーは横持ち時の底面と上面に2基ずつ、計4基を搭載。2基ずつを高域用と低域用に割り当てることで、臨場感あふれるサウンドを実現している。
ハーマンカードンが開発した圧縮音源復元テクノロジーである「Clari-Fi(クラリファイ)」の搭載も目玉だ。これは非可逆圧縮の際に失った情報をデジタル処理によって補完することで音楽データを本来の美しさに復元し、MP3などであってもCDクオリティーの音質を楽しめるようにする。単純に高音域や低音域を補完するだけではなく、ボーカルの質感やステレオ感までも補完して復元できるのが特徴となっている。
さらには、ファーウェイ独自の技術も採用されている。サラウンドテクノロジー「SWS 2.0」では、180度広がるステージで再生されているかのような臨場感あふれる音響空間を実現。さらに、スピーカーに搭載される「Smart PA」システムは厚みのある重低音を紡ぎ出す。これらの効果は動画の再生時にも実感できたが、特にライブ録音の再生で威力を発揮するように感じた。
実際にdtab d-01Hの音を聴いてみると、その大音量と高音質に驚かされる。外付けのポータブルスピーカーの音量と音質を超えるクオリティで、ボリュームを最大に近づけていっても音のひずみは小さい。個人利用はもちろん、ホームパーティーでBGMを流したり、家族で一緒に映像を見たりする際にも活躍してくれそうだ。
(次ページでは、「家族みんなで多様な動画を楽しめる1台」)

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