年末年始にテレビ放送を楽しみ尽くしたい人のためのBDレコ特集。第2回の今回は、各社の主力モデルを集めてBDレコの基本である、予約や録画、再生などの機能を横並びでチェックしていく。
こうしたテレビ録画機能は、今やPCはもちろんのこと、薄型テレビでも一通りのことはできる。新しく購入した薄型テレビに外付けHDDを増設してテレビ録画ができるので、もうBDレコは不要という人も少なくないだろう。
しかし、最新のBDレコではテレビ録画機能自体が大幅に使いやすくなっており、録画予約のための番組探しはもちろんのこと、快適な再生機能も充実してきている。番組改編のたびに、番組表で新番組を探すのが意外と大変と思っている人なら、実にうれしい機能が盛り込まれているのだ。
というわけで、録画や再生などの項目ごとに各社のBDレコーダーの機能を比較しながら、最新モデルの使いやすさを紹介していくわけだが、まずはテストしたモデルの概要を紹介していこう。
家族みんなで使いたい人にぴったり
6チューナー内蔵のパナソニック「DMR-BRG2010」
パナソニックの「DMR-BRG2010」(実売価格 8万円前後)は、内蔵HDD容量は2TBで、外付けHDDとしては汎用のUSB HDDと「SeeQValut」(録画番組のバックアップが可能)HDDの両方に対応する。
見た目こそは、スタンダードなBDレコだが、チューナーを6基内蔵していることが最大の特徴。6番組同時の録画ができるので、家族みんなで使っていても録りたい番組が重ならないわけだ。
6チューナー機ということで、いわゆる全録機能である「チャンネル録画」も行なえるのだが、今回のテストではスタンダードなBDレコとしての機能を中心に見ていく(全録レコーダーについては、第3回でくわしく紹介する)。
パナソニックのDIGAは、ボディーサイズがかなりコンパクトだが、それにも関わらず、入出力の装備も一番充実している。ポイントはi.LINK端子を備えることで、CATV用チューナーなどと接続して、i.LINK経由での番組ダビングなども可能だ。また、ネットワーク端子も備えるが、Wi-Fi機能も内蔵しており、ネットワーク接続はワイヤレスでも可能だ。
GUIを一新し使いやすさを向上
「ざんまいプレイ」搭載の東芝「DBR-T660」
東芝の「DBR-T660」(実売価格 8万8000円前後)は、3チューナー内蔵でHDD容量は2TBのモデルだ。本体のディスプレー表示はなく、動作状態はLEDインジケーターで表示するため、見た目もかなりすっきりとした印象になっている。
外付けHDDは、USB HDDとSeeQVault HDDの両方に対応しており、しかもUSBハブを使って同時に4台まで接続が可能(SeeQVault HDDは最大1台まで)。HDDを増設していってもつなぎ替えの必要がないので、たくさんの番組を貯めておきたい人に便利だろう。
DBR-T660は、スタンダードな3チューナー機でWi-Fiも内蔵。目新しい点としては同社の全録タイプのレコーダーが持っていた「ざんまいプレイ」を搭載。録画した番組を、よく見る番組やネットで話題の番組などでソート表示でき、見たい番組を手軽に探せる。
また、編集機能はもっとも優秀で、プレイリスト編集や1フレーム単位の高精度な編集が可能な点が特徴と言える。
(次ページに続く、「2画面機能などユニークな機能を搭載 使い勝手を高めたシャープ「BD-T3800」」)
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