ソニーは10月29日、Blu-ray Discレコーダーの新モデル4機種を発表した。ハイエンドの「BDZ-EX3000」とエントリーモデルの「BDZ-E510」は継続だが、それ以外は入れ替えとなる。いずれも11月15日発売予定だ。
ラインナップは、3番組同時録画&2TB HDDモデルの「BDZ-ET2200」(予想実売価格9万7000円前後)、3番組同時録画&1TB HDDモデル「BDZ-ET1200」(同8万6000円前後)、2番組同時録画&1TB HDDモデル「BDZ-EW1200」(同6万円前後)、2番組同時録画&500GB HDDモデル「BDZ-EW520」(同5万7000円前後)となる。
ET2200とET1200は画像処理エンジンに「CREAS 5」を採用し、適応型超解像技術や16bit相当の高階調で出力する「Super Bit Mapping for Video」などを搭載する。
今回の新製品は全機種無線LANを内蔵し、スマートフォンやタブレットに専用アプリ「TV SideView」(Android、iOS、Windows 8がプリインストールされたVAIOに対応)を導入することで、自宅の内外(LAN内/外)で番組を視聴できる。
レコーダーで録画した番組の視聴については、新たに「快適視聴モード」に対応。従来のモードでは録画番組をリアルタイムでモバイル用に変換し、スマホなどへ送出していたが、快適視聴モードは録画と同時に生成されたおでかけ転送用動画をスマホなどへ送出し、受け手側の機器ではこれをキャッシュする。
これにより、視聴開始までにかかる時間の短縮や、キャッシュにより映像が途切れにくいというメリットのほか、従来不可能だった複数番組録画中のモバイル視聴なども可能となる。
なお、快適視聴モードでは再生画質がおでかけ転送で設定した画質(QVGAまたはVGA)に固定されるが、TV SideView側でオン/オフが可能。より高画質で視聴したい場合はオフ(従来の方式)に切り替えられる。
また、番組の予約ランキングを表示する「みんなの予約ランキング」と、録画した番組を視聴順に表示する「みんなの視聴数」を新たに搭載。どちらもネットワークにより、新機種で予約や視聴した番組の情報を取得し、集計してデータベースに反映。その情報をレコーダーで表示する。予約ランキングはアニメやドラマなど、番組ジャンルごとの順位表示も可能だ。
このほか、録画したデータのバックアップ機能も、ファームウェアアップデートで実装予定だ。