ボール型の飛行カメラドローン「Flyeye」がクラウドファンディングKickstarterで順調に資金を獲得中だ。
GoFlyというベルギーを拠点とするスタートアップが開始したドローン・プロジェクト。球状のシェルを持つダクテッドファン型本体の上部に小型のカメラを装着している。マルチコプター(4ローター)の印象が強いドローンだが、あえてシングルローターデザインを採用しているのが興味深い。
プロペラ1つだけだと反転トルクが生じるが、ダクト内部に4つの動翼(方向舵)があり、それぞれを動かして前後左右回転の軌道を行なう。
センサーはジャイロ・加速度のほか、地磁気や光学式フローセンサー(地面を見て前後左右の移動を補正)、音波/気圧式高度計、GPSを搭載。コントローラー(飛行制御装置)はARMプロセッサでLinuxベースのものを採用。カメラは1080pのHDで画像伝送機能を搭載し、リモコン操作もWi-Fi接続でスマホやタブレットの画面を見ながら操縦する。AndroidやiOS用のアプリに加え、SDKを公開することで操作アプリの自作やゲームパッドの接続も行なえるという。
サイズは直径23cm、重量は450g。価格は早期注文が699ユーロより。通常版が999ユーロより(いずれもバッテリーなども含む)。出荷は2016年9月を予定している。